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尾崎世界観、アツいファンを「太客」と呼ぶ深い理由

尾崎世界観、アツいファンを「太客」と呼ぶ深い理由

J-WAVEで放送中の番組『SPARK』(月曜担当ナビゲーター:尾崎世界観<クリープハイプ>)。10月29日(月)のオンエアでは、尾崎がリスナーからのある質問に答えました。


■なぜファンを『太客』と呼ぶの?

メッセージを送ったリスナーは、尾崎が使う「太客」という言葉に疑問をいただいているとのことでした。

「尾崎さんはいつも歌にしたり言葉にしたり行動してくれていてファンとしてとても嬉しく思っています。ですが、今でも疑問に思うのが、『太客』という(ファンに対する)呼び方です。この言葉はお金を落とす代償として使われる言葉だと認識しているので、MCで言葉にしていたときから疑問に感じていました。ファンクラブ(有料会員サイト)の名前まで『太客倶楽部』と名付けましたが、尾崎さんやメンバーの真意があるなら教えていただき、このモヤモヤをスッキリさせたいです。『太客』の由来を是非尾崎さんの口から聞かせてください」

まず「太客倶楽部」という会員サイトの名前について説明していました。

尾崎:これはこのまんま、その通りですね。お金を落としてくれる人。だってそうじゃないですか、このサイト(太客倶楽部)は、言わばファンクラブのようなものなので。

名付けの背景には、尾崎の強い気持ちがあります。

尾崎:何かに深く入れ込むということは嘲笑の対象になったりするんですね。「こんな物に夢中になって」って言う人が必ず出てくるから。でも何かに夢中になれるっていうことはすごく恵まれてることだし、ある種、才能が無いとできないことだと思っていて。そういう人たち(クリープハイプのファン)を揶揄されたくないんですよ、ワケのわからない奴に。だから最初から、殴られないように距離を詰めるということです。クリンチするってことですね。だからわざと言ってます。

自分たちの有料会員サイトに登録しているファンが「毎月なんでこんなにお金払ってるの?」と言われるのが嫌だから、あえて「太客」という強い言葉を入れた、ということです。

尾崎:それ(太客であること)の何が悪いんだと。こっちもそういう人たちにしか見せないものをわざと分けてますからね。普通のTwitterにはあげない写真を載せたり。だから、サイトで限定で公開しているものをSNSに載せたりしないでほしいな……というのはバンド側も、そこに入っているお客さんも同じ意見だと思います。

最後は、こう結びました。

尾崎:恥ずかしいことなんですよ、何かを好きになって何かに救われるというのは。それはこっちもそうです。音楽を好きになって音楽に救われて、それが仕事になって生活してるわけだから救われてばっかりいて。で、その表現を好きでいてくれてる人にも救われてるわけだから。もう最初から恥ずかしいことなのに、何を恥ずかしがるんだということで、結局そこに辿り着くなら最初からそれ(太客)を言ってしまおうということです。

太客という言葉だけ見ると、「“お金”としか思ってないのかな……」と感じてしまう人もいたかもしれません。でも、その裏には尾崎の熱い思いがありました。太客として、思いっきりクリープハイプを応援しましょう!

この日の放送では他にも、ライブ終わりにクリープハイプに遭遇したファンからのメールを紹介し、尾崎があることに対し弁明する場面もありました。

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【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時—25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/spark/

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