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銭湯、地域によってどんな違いがあるの? 800軒を巡った銭湯大使が紹介

銭湯、地域によってどんな違いがあるの? 800軒を巡った銭湯大使が紹介

J-WAVEでオンエア中の『〜JK RADIO〜 TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「ECC FEATURE FOCUS」。11月23日(金)のオンエアでは、銭湯大使、さらに銭湯ジャーナリストとして、全国800軒を超える銭湯に入ってきたというフランスの女性ステファニー・コロインさんに、銭湯の魅力を伺いました。


■銭湯にハマった理由

ステファニーさんは交換留学生として来日し、日本での慣れない生活で銭湯が癒しの場だったといいます。友だちに誘われて、初めて銭湯に行ったのは10年前のこと。人前で裸になることに最初は抵抗があったものの、2〜3分ほどで気にならなくなったと振り返ります。ステファニーさんがここまでお風呂にハマった理由は、何だったのしょうか?

ステファニー:まずはお湯のよさですね。家のお風呂は湯船がそれほど大きくないですし、水がやわらかいです。そういうリラックス効果と、人との触れ合いがいいですね。

銭湯に行ったことがない友だちを誘うときは、「裸で入る」と言うと気にするので「言わずに連れていってしまう」とステファニーさん。「行ってしまえば、みんなもすぐに慣れる」のだとか。


■銭湯は「情報ステーション」

すっかり銭湯の魅力にハマったステファニーさんは、銭湯を「情報ステーション」と表現します。

ステファニー:初めて行った銭湯でも、さまざまな人に出会うことができます。旅先で銭湯に入ると、この街のおいしい店とか、さまざまな情報がもらえます。銭湯は街の中心にあって、長い歴史があるので、情報が集まります。
カビラ:ステファニーさんは800軒の銭湯をめぐっていますが、地方によって雰囲気が違いますか?
ステファニー:関東と関西では建築的に違いますね。関西の銭湯は湯船が真ん中にあります。昔は湯船からお湯を桶ですくって体を洗っていましたけど、東京にはないです。東京では桶を湯船に入れると怒られます。あとは、壁に描かれている絵も違うから、銭湯でも旅をした気分になります。たとえば、新潟だとタイルで踊りの絵があったり、鹿児島では富士山ではなくて桜島だったりするので楽しいです。

最後に、ステファニーさんなりの銭湯でのルールをお訊きしました。

ステファニー:銭湯は常連さんが多いので、入りづらいが気がしますけど、挨拶をすれば打ち解けられます。浴室に入るときに「こんばんは」とか「こんにちは」と言うだけで全然違います。そうすれば、マナーを知らなくても優しく教えてくれます。

ステファニーさんは、女性ひとりでも入りやすい銭湯50軒を紹介した『銭湯は、小さな美術館』を出版しています。ぜひチェックしてみてください。


■お風呂で使える英語

またオンエアでは、お風呂にちなんだ、英会話に使えるフレーズ「soak up」を紹介しました。

「(日光などを)浴びる」、「(知識・情報などを)吸収する」という意味があります。

(例文)
Please soak up new knowledge. (新しい知識を吸収してください)

「soak」はほかにも、「I soak in the bath」(湯船に浸かる)など、お風呂のシチュエーションでも使える動詞です。この機会にぜひ覚えてみてください。

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【番組情報】
番組名:『〜JK RADIO〜TOKYO UNITED』
放送日時:毎週金曜 6時-11時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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