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吉井和哉のマニアックさに驚愕! THE YELLOW MONKEY・廣瀬洋一が明かす「あいつの耳はどうかしてる(笑)」

吉井和哉のマニアックさに驚愕! THE YELLOW MONKEY・廣瀬洋一が明かす「あいつの耳はどうかしてる(笑)」

J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。11月10日(土)のオンエアでは、ゲストにTHE YELLOW MONKEYのベーシスト・廣瀬"HEESEY"洋一さんをお招きし、ベーシストになった理由や、ベースの魅力についてたっぷり伺いました。


■憧れのベーシストは?

11月11日は「ベースの日」。これは、11月11日の「1」を4本の弦に見立て、「ベースという楽器を通して、音楽とふれあえるきっかけをもっと作っていこう!」ということから、2013年11月11日にJ-WAVE「BEHIND THE MELODY~FM KAMEDA」の番組企画で提案したことからはじまり、2014年に日本記念日協会に「ベースの日」として制定されました。そんな「ベースの日」を目前にお迎えした廣瀬さんは15歳からベースを弾き始め、今年でベース歴がちょうど40年になります。

廣瀬:僕は最初からベースだったので、40年を迎えるのはグッとくるものがあります。
クリス:ベース一筋だったんですね。
廣瀬:そうですね。僕がKISSを好きと知っている地元の友達に「HEESEY(廣瀬)ってKISSのジーン・シモンズが好きだよね」と誘われて、まんまとその罠にはまり、最初からベースでしたね。

廣瀬さんの生い立ちを伺いました。東京都足立区の出身で、洋品屋の長男です。

廣瀬:洋品店のいちばん最初の子どもだったので「洋一」と、直球過ぎる名前です。
クリス:お父さんは真っ直ぐな人なんですか?
廣瀬:うちのおやじは絵に描いたような江戸っ子でしたね。
クリス:廣瀬さんはどんな子どもでした?
廣瀬:洋品店をやっていた両親に、かまってほしくてしょうがなくて、その影響から目立ちたがり屋だったので、学校でもいちばん目立っている子どもでした。
クリス:ベーシストっていうと、前に出ないイメージがあるけど。
廣瀬:だから、僕はポール・マッカートニーも好きでしたし、CAROL時代の矢沢永吉さんもKISSのジーン・シモンズも好きで、みんなシンガーであり作曲者であり、フロントマンだったところに惹かれたんだと思います。
クリス:歌うベーシストがイメージにあったんですね。
廣瀬:「いつかベースを弾きながら歌えるようになったらカッコいいな。でも、まずはベースを弾けなきゃな」って言っているうちに、単なるベーシストになっていました(笑)。


■吉井和哉が気づいた、マニアックな音の変化

THE YELLOW MONKEYの活動と並行してソロ活動もおこなう廣瀬さん。現在、ベースとギターを合わせて58本ほど持っているそうです。

廣瀬:いまだに買って売ってを繰り返しているので、今何本あるかは正確には分からないです。それらをほぼほぼ使っているなかで「これはレコーディング用だな」って楽器とか、オークションで買ったジャンクな日本の昔の楽器もありますね。オークションは面白い楽器が多くて、そういう楽器に手を出しはじめて増えちゃいましたね。
クリス:当然いいベースはすばらしい音がするけど、ショボいベースって面白い音がしますよね。
廣瀬:そのジャンク加減がよかったりするんですよね(笑)。
クリス:弦に長年の手あかが付いて「音が全く鳴らないじゃないか!」ってベースが逆によかったりすることもあるからね。
廣瀬:例えば、フラットワウンドみたいな弦は、古くなるほどいいので、人によっては何十年も弦を張り替えないこともありますからね。

ベースの音について、THE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉さんが話したエピソードを教えてくれました。

廣瀬:吉井和哉はものすごく耳が肥えていて、いろんなものが聴こえてしまう人なんです。彼は「1970年代からいわゆるロックバンドの低音の感じが変わる」って言うんですよね。あいつも昔ベーシストだったからか、「ベースの弦がフラットからラウンドになって、それがポピュラーになっていくと低音を支える音域が変わっていく」って言っていて、僕も聴いていくと「たしかにそうだな」って思うことがありました。
クリス:へえー。
廣瀬:「あいつの耳はどうかしてる」みたいな(笑)。


■バンド活動があるからこそ、ソロ活動は自分勝手にできる

廣瀬さんは5月にセカンドソロアルバム『ODYSSEY』をリリース。ソロとバンドの違いについて、こう話します。

廣瀬:THE YELLOW MONKEYが休止・解散している期間にソロ活動を初めました。今回はTHE YELLOW MONKEYが再結成して2年経ってからのソロなので、母体がないタイミングで作るソロと、今のようにバンド活動をしながらソロ活動をするかたちは微妙に違うかなと思います。THE YELLOW MONKEYがあってくれるからこそ、「もう好き勝手やればいいや」ってソロで自分勝手にできるところがすごくあって、それを全面に出したアルバムですね。 クリス:曲はどんなときに生まれるんですか?
廣瀬:作ろうとして作るという感じではなくて。
クリス:曲作りの楽器はギターですか? ベースですか?
廣瀬:どっちもあるんですけど、ギターが多いかもしれないですね。昔から曲を作っていたわけじゃなくて、40歳近くになってから曲を作るようになったからこそ、「55歳だったら、こんな曲は作らないんじゃないの?」って曲を作っちゃうんです。そういう意味ではどこか幼稚なところもあるけど、それはそれで面白いかなって。初期衝動に忠実というかね。

番組では、他にも廣瀬さんの音楽遍歴を伺いつつ、クリスとディープなベース談義で盛り上がっていました。ぜひradikoで聴いてみてください。

THE YELLOW MONKEYは新曲『天道虫』を11月9日(金)に配信リリース。こちらもぜひチェックしてみてください!

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/

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