賢い子は図鑑で育てる! 東大生の9割が実践していた知的好奇心を伸ばす方法

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」。12月20日(木)のオンエアでは、脳科学者が教える新しい教育法に注目。東北大学加齢医学研究所教授・瀧 靖之さんをお迎えしお話を伺いました。


■16万人の脳画像をみてわかったこと

脳のMRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究で活躍している瀧さん。著書『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ』は10万部を超えるベストセラーになり、現在発売中の『16万人の脳画像をみてきた脳医学者が教える究極の子育て 『賢い子』は図鑑で育てる』も話題となっています。

ひとりひとり大きく違うという脳の形。最近の科学的な解析で、考えたり判断したり色々なことに関わる脳の領域は、形や大きさに差があることが分かってきています。特に、賢い子は前頭葉の前頭前野と横の側頭頭頂部が、ある時期まで大きく発達し、その後効率よい形にネットワークが変わっていくそうです。


■図鑑は賢い脳の土台をつくる

脳には変化する力「可塑性」があり、小さいときは様々な環境に応じてよい方向に変化していく力が大きくあります。幼少期に色々な勉強をして、体験をすると賢い脳になる土台が出来上がるという瀧さん。特に注目しているのが、図鑑です。

:賢さの源は知的好奇心です。色々なことをもっと知りたい、勉強したいという気持ちが重要です。世の中のことを知らないと、知りたいと思っても分からない。その辺に木が生えていたり虫が飛んでいたりしても、名前や知識がないと興味は湧きづらいです。最低限、本で世の中の広がり、名前や形が分かるとすごく興味が湧いて広がります。その入り口として図鑑が良いんです。
別所:具体的に図鑑で身につくことは何ですか?
:探究心、知的好奇心、これに尽きると思います。当然、知識もつきますが、その奥にはいくらでも広がりがありますので。

実際に、東大生のデータから図鑑の影響がみられ、瀧さんの調べたデータでは、東大生の9割が図鑑を読んで育ったり、興味を持っていたそうです。さらに図鑑を扱うときの注意点を訊きました。

:重要なことは単に図鑑をみて終わりではなくて、「見たものが実際に世の中にあるんだ」とつながることが大事なんです。何となく遠い世界のものをみて「ああ面白いな」で終わるのでなく、そこらへんで飛んでいる蝶や、咲いている花と本でみたものが繋がっていくのが知的好奇心において大事です。まわりの身近なものから入るとより親しみが湧くと思います。


■ネットとは違う、図鑑を使った知的好奇心の育て方

続いて、ネットと図鑑との違いについて伺いました。

:ネットにも色々な情報がありますが、図鑑は俯瞰して全体がみえるということがあります。ネットですと、どうしてもリンクを辿り最初に調べていたところから離れていくこともあります。図鑑はその世界で完結しているので、体系的に読めますし細かくもみることができる。その点で私は、より図鑑のほうがいいと思います。

「賢い子に育てるための図鑑の読み方」は、身近な生き物などから入っていき、だんだんと年齢が上がるにつれて、恐竜、魚、鳥、植物など高度なものに個別化すること。瀧さんは、お子さんのために常にリビングの取りやすいところに図鑑を置いて、ほしいという図鑑は全て買い与えているのだそう。

さらに、大人が知的好奇心を持ち続けることは、認知症のリスクを下げる要因となります。大人が脳を健康に保つために、子どもたちと一緒に図鑑を読むのはよいことだと教えてくれました。


最後に瀧さんは、「知的好奇心を伸ばす最初の取っ掛かりが“図鑑”です。知的好奇心を広げることが、その後の人生を豊かにします」とも語りました。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/
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