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メジャー映画の女性監督はわずか3%… 山戸結希「女性のための映画学校を作りたい」

メジャー映画の女性監督はわずか3%… 山戸結希「女性のための映画学校を作りたい」

J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「LEXUS TOKYO TREASURE」。1月27日(日)のオンエアでは、映画監督の山戸結希さんをゲストに招きました。

山戸さんは2012年に『あの娘が海辺で踊ってる』でデビュー。その後『5つ数えれば君の夢』『おとぎ話みたい』などの作品を手がけます。2016年には小松菜奈さん・菅田将暉さん主演の『溺れるナイフ』が異例のヒット、日本を代表する若手監督として活躍しています。


■主役が乱立するオムニバス作品

そんな山戸さんの最新作『21世紀の女の子』が、2月8日(金)から全国公開されます。この作品は、山戸さんが企画・プロデュースも行い、自身を含む1980年代後半から1990年代生まれの若手女性監督15人がメガホンをとった短編オムニバス作品です。

橋本愛さん、朝倉あきさん、石橋静河さんなど多くの女優さんが出演していますが、そのことについて山戸さんは……。

玄理:かなりの数の女優さんが出演されていますよね?
山戸:本当にすごい数ですね。みなさん意思や言葉が強い方で、どなたが主役でもおかしくない。主役が乱立しているようなオムニバス作品になりました。
玄理:東京国際映画祭のレッドカーペットの時の写真を見たら、女優さんがずらっと並んでるところがあって。それが『21世紀の女の子』だったんですけど。本当に女優さんばかりが出ているラインナップなんですか?
山戸:この作品が「自分自身のジェンダー、セクシャリティが揺らいだ瞬間が映っていること」がテーマで、各自8分間以内(の作品を撮影する決まり)だったので、自分自身の10代・20代を総括するような、自画像のような映画になったのかなと思います。


■メジャー映画の女性監督はわずか3%

この作品で山戸さんはプロデュースも行っていますが、その理由について「女性のための映画の学校を作りたい」という想いがあると言います。玄理も、世界的には増えてきていても、日本では女性映画監督がまだまだ少ないと考えています。

山戸:玄理さん(女性監督と)ご一緒することありますか?
玄理:たまに女性の監督だったりすると嬉しいというか。女性同士だから分かり合えるところもあると思うので。まだまだ珍しいなという感じはあります。
山戸:お互いフレッシュな感じでやり取りできたりしますよね。私も(男性映画監督の割合は)8割、9割くらいかなと思ってたんですけど、実際ここ20年のメジャー映画の女性監督は、3%らしいんですよ。
玄理:え!? 97%が男性ってことですか!?
山戸:そういう統計が新聞に出てましたね。

一方で山戸さんは、過去20年のデータのため最近は変わり始めているのでは、とも考えていると話しました。そして、番組の後半は、山戸さんが考える海外との映画の関わりについてお訊きました。ぜひradikoでチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:毎週日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/

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