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日本文化に触れる「茶の湯」 モデル・はなが魅力を語る

画像素材:PIXTA

日本文化に触れる「茶の湯」 モデル・はなが魅力を語る

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。2月21日(木)のオンエアでは、モデルのはなさんが登場。“茶の湯”をテーマに別所と対談しました。


■茶の湯を全く知らなかった

茶の湯とは、お茶をたてて振る舞う行為です。はなさんは1月、『はな、茶の湯に出会う』を刊行しました。日本文化の奥深さを感じる対談集とエッセイです。まずは、茶の湯にハマったきっかけから。

はな:茶道の稽古を始めたのは2年前です。裏千家(茶道流派のひとつ)の機関誌『淡交』で連載のお誘いがあったのがきっかけです。一年間の連載を通して、茶の湯の世界のプロフェッショナルや職人さん達のお話を伺っていたら、それが凄く楽しくて。第一回目から、自分が茶の湯に入るきっかけとなる一日だと思って、お稽古を始めました。

連載を始めるにあたって、お茶会に参加することになったはなさん。それまで茶の湯も茶道のことも全く知らず、どうすればいいのかわからなかったそうです。

はな:着物は着られるけど、茶道の経験が全くないのにお茶会に呼んでいただき「どうしよう」と思ったんです。何を持っていけばいいのかも分からないから、とりあえずデパートに行きました。売り場のおじさんに勧められたものを一式買って「これがあれば大丈夫かな」と思ってお茶会に行ったんですけど、自分の想像よりもすごい世界で、お招きされるお客様のほうにもいろいろな作法があったんです。それを全く知らずにいきなり行ってしまったので、他の人の見よう見まねでした。それもいい経験だったなと思います。
別所:なるほど!
はな:そのあとでお茶の稽古を始めたんですけど、美術館にあるような道具を実際に使わせていただいたり、それを自分の目の前に置いて愛でたりして、初めてのお茶会は本当に贅沢な空間でした。それがまた「お茶を始めたい」という思いを抱くきっかけとなりましたね。


■季節の移り変わりに敏感に

はなさんは茶の湯を通じて、いろいろな日本文化と出会いました。

はな:例えば、懐石料理だったり、和菓子なども体験させていただいたんです。先生を招いて料理やお香の作り方も学びました。私は練香(ねりこう)というお香を作ったんですけど、お香の形が季節によって違うんです。日本には知らない文化がまだまだあるというのが楽しいですね。普通に生きていると季節は四つだと思いますが、お茶をやっていると稽古に行く度に茶室の窓の外に広がる景色が変わっていくんです。そうしたことに気づかせてくれる空間でもあるので、日本っていい国だなって、稽古をするたびに思います。
別所:そうなんですね!

「お茶会は会話を楽しむところ」と言うはなさん。わからないことは正直に何でも訊いて、新しい発見を見つけるそうです。

はな:季節によって掛け軸が変わるんですけど、読めないんです。まずは先生に「これ、なんて書いてあるんですか?」って質問するところから始まります。お茶のいいところは、知らなくても怖くないこと。難しいこともたくさんあるけど、怖がらずに質問できる場でもあります。掛け軸の読み方から意味まで教えていただき、心に響くことが多いです。

興味を持った方は『はな、茶の湯に出会う』を手にとってみてください。

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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