心と体を整える「1分音読」って? ストレスが解消し、脳も活性化

2019年03月04日

心とカラダを整える「1分音読」について、文献学者の山口謠司さんに伺いました。

山口さんは、中国の文献や日本語の研究を専門にし、大東文化大学文学部で教鞭もとっています。『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』『音読力 読み間違う日本語の罠99』など、日本語に関する著書多数。特に人気なのが、『心とカラダを整える おとなのための1分音読』シリーズで、第2弾の『もっと心とカラダを整える おとなのための1分音読』が発売されたばかりです。

【2月26日(火)『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)】
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20190226131720

■音読で心とカラダが整う理由

同書のタイトルにもあるように、音読には、「心とカラダを整える」効果があるのだそう。声を出さないと喉仏が下がって、食が細くなり、それに伴いどんどん元気がなくなってしまうのだとか。声に出すことは、健康のためにも重要。また、ストレス解消や、やる気アップ、脳の活性化にも繋がります。

山口:とくに一人暮らしの方だと「1日中、声を出さない」ということもあるでしょう。そういう方に、ぜひ音読をしていただきたい。1分いいので、できれば朝・昼・晩の3回。難しければ1回だけでも、自分のために本を読むようなことをしていただけると、元気を取り戻せます。

『もっと心とカラダを整える おとなのための1分音読』には、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』、樋口一葉の『たけくらべ』など、60代から80代の方が一度は目にしたことがある作品のテキストが収録されています。この「一度読んだことがある」というのがポイント。昔に学校の授業などで一度読んだことのある作品を、改めて自分のために読むことによって、「あ、若い頃にこれ読んだことある」と、若さを取り戻せるのだそうです。

クリス:そうか、最初から知らないのを読むのではなくて、一度なんとなく知ってるものを読むことも大事なんですね。
山口:そうなんです。繰り返し読むこと。そうすると何度も気づきが出てくるんです。

目だけで読む「目読」が始まったのは明治の終わりから大正、昭和になってからで、明治時代頃までは、声に出して読む「音読」が主流でした。「声に出して読んで、耳で聞いてわかる」というのが言語の基本でしたが、出版が今のように発達したことと、入試など試験が登場したことで変化したのです。


■下手でもOK、気持ちよく読もう

同じ声を出す読み方としては「朗読」がありますが、山口さんによると、音読と朗読は違うもの。朗読は「上手に人に聞かせるため」、音読は「自分のため」。下手でもいいので、自分に読み聞かせよう……というところが、朗読との大きな違いです。

山口:「今日は喉に心地よいリズムで読もう」「今日は心が気持ちよくなるように」など考えながら、自分のために読んでいただけるといいなと思います。

音読をするのはお風呂がおすすめ。大きな声を出さなくても響くので、キレイな自分の声が聞けます。また、湿度があるので喉に優しいので、入浴中が最適なのです。忙しい人でも、1日1分ならすぐに実践できます。『心とカラダを整える おとなのための1分音読』シリーズを、ぜひ手にとって読んでみてください。

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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
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