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広がりを見せる多言語サービス 外国人観光客からの人気が高い飲食店の秘密とは?

画像素材:PIXTA

広がりを見せる多言語サービス 外国人観光客からの人気が高い飲食店の秘密とは?

J-WAVEの番組『CHINTAI COLORS OF WONDER』(ナビゲーター:堀口ミイナ)。5月26日(日)のオンエアでは、さまざまなサービスの多言語化に注目しました。


■17種類の言葉で「ありがとう」

東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、海外からの訪問客が増える中、様々なサービスが多言語になっています。

番組では、渋谷の道玄坂にある「ヤキニクバル 韓の台所 カドチカ店」を取材しました。こちらは、世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」の日本法人であるトリップアドバイザー株式会社が発表した「外国人に人気の日本のレストラン 2018」において、1位に輝いたお店です。席のほとんどが海外からのお客さんで埋まってしまうこともあるとか。その秘密は、接客のさまざまな場面で、お客さんの国の言葉を使っている点。かなりの国の数に対応しています。

地下1階のお店から外に続く階段には、ハワイ語、デンマーク語、中国語、スペイン語、タイ語、インドネシア語、フィリピン語、イタリア語、ポルトガル語など17種類の言葉で1段ごとに「ありがとう」と書かれています。

お店としての取り組みを担当者に訊きました。多言語によるおもてなしは、1号店で7年ほど前から、少しずつ進められました。ほとんどの国の言葉で話せるようにしてあり、今では「挨拶が分からない国のほうが限られている」とのこと。

堀口:皆さんはどうやって言葉を勉強をしているのですか?
担当者:分からないときは仲間に訊きます。お客様の反応自体がすごくいいので、試した本人も楽しくてその言葉を自分のものにする、といった具合です。

お客さんが来店したときは、どの国の方なのか分からないことがあります。その場合は、お客さんの対応をするなかで「Where are you from?」と訊いて、その国の言葉で挨拶をします。

担当者:その国の挨拶が分からない場合は「『ありがとう』って、なんて言うんですか?」とお客様に訊いて、メモをしてみんなで共有します。一覧表を作ったこともありますが、やらされている感じでやるよりは、みんなで楽しみながら語学力をアップさせていくのがいいと思います。

お店での体験から興味を持って、その国を実際に訪れるスタッフもいます。その際に、お店で知り合ったお客さんと現地で交流をすることもあるそうです。


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