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SKY-HIが聞く! 韓国のヒップホップレーベル事情…2PMの元メンバーが設立したのは?

SKY-HIが聞く! 韓国のヒップホップレーベル事情…2PMの元メンバーが設立したのは?

J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「IMASIA」。ラッパーのSKY-HIがラップミュージックを通じてアジアについてトークするこのコーナー。5月5日(日)のオンエアでは、韓国ヒップホップウェブマガジン「BLOOMINT MUSIC」の運営者・SAKIKOさんをゲストに迎え、韓国のヒップホップ事情を紹介しました。


■韓国で今、熱いレーベル3つ

韓国はヒップホップレーベルが盛り上がっているということで、SAKIKOさんに今熱いレーベルを3つ紹介してもらいました。

SAKIKO:まずは「AOMG(エーオーエムジー)」です。AOMGはジェイ・パークっていう韓国系アメリカ人のスーパースターがいて、彼が設立したレーベルなんです。
SKY-HI:元アイドルのね。
SAKIKO:そう、2PM。元アイドルで今はヒップホップミュージシャンなんです。
SKY-HI:AOMGの特徴ってなんなんでしょうね? とにかくジェイ・パークが目立っている。
SAKIKO:「ジェイ・パークのレーベル」っていうのがまずあって。でもAOMGを特徴的に言うと、メインストリームに向けた聴きやすい音楽を作っているっていうところが大きいです。
SKY-HI:確かに。嫌味とか臭みとかそういうのが一切無いですね。すごい洗練されている。

バラエティ番組に出たりと芸能活動にも積極的で、クオリティが高いにも関わらず一般大衆に向けた聴きやすいヒップホップであるためメジャーのファン、アンダーのファン両方から支持されているのだとか。

2つ目は、そんなジェイ・パークが、「僕たちに君はビッグすぎる」「そんなにコストをかけてミュージックビデオも作ってあげられない」と言われ所属できなかったレーベル「ILLIONAIRE RECORDS」です。

SAKIKO:ILLIONAIRE RECORDSです。
SKY-HI:けっこうアンダーグラウンド志向なんですかね?
SAKIKO:そうですね。AOMGの音楽性がメインストリーム向けというのとは反対で、どっちかって言うとアンダー志向です。

所属アーティストのDok2は複雑なバックグラウンドを持ち、苦労して育ったそう。しかし今では、ホテル事業を始めたりピザ屋を経営するなど、SAKIKOさんいわく「ギャグみたいに儲かってる」のだとか。

そして最後は、SKY-HIも仲のよいアーティストが多いという「Hi-Lite Records」。

SAKIKO:パロアルトというラッパーが2010年に立ち上げたレーベルです。今現存しているラッパーがやっているヒップホップレーベルでは一番古いものになります。
SKY-HI:すごいですね。実際にHi-Liteのラッパーが参加している曲を聴くと、(人によって)キャラが違くてめちゃくちゃ面白いですよね。フロウもそうだし、字幕も付いてるから内容を見たりするけど、主張が全然違う(笑)。
SAKIKO:それがまさにHi-Liteが目指しているところです。レーベルカラーを出すよりも、アーティストの自主性とかカラーを大事にしていくんです。でもHi-Liteは、自分たちがどういうものかが明確にあって、それを見せていっていますね。

「AOMG」「ILLIONAIRE RECORDS」「Hi-Lite Records」、ぜひチェックしてみてください。

【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:毎週日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/

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