J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』（ナビゲーター：クリス・ペプラー）。6月8日（土）のオンエアでは、「SUMMER SONIC」の生みの親、株式会社クリエイティブマンプロダクションの代表取締役社長・清水直樹さんが登場。今年で20周年を迎えるサマソニについて話しました。
■音楽業界に入ったキッカケ
静岡県出身の清水さん。小学生のときから音楽に興味を持ち、高校時代は貸しレコード店でレコードを借りてひたすらアルバムを聴いていたそうです。高校を卒業してから上京しましたが、ただ漠然と音楽業界を目指して過ごす日々が続きました。
清水：音楽業界に行きたいけどコネもない。レコード屋でバイトしたり、東京にいる理由として音楽学校に行ったり、英会話の学校に行ったりして時間を潰していました。
クリス：きっかけは何だったんですか？
清水：3年経って「そろそろやばい」と思って、音楽業界に入るために色々なところに履歴書を出して、ひとつ返ってきたのが佐野元春さんの事務所からでした。でも僕は佐野さんの事務所とわからずに面接に行ったんです。
クリス：全然リサーチしてなかったんだ。
清水：でも「佐野元春の会社です」と聞いたときに、佐野元春への愛を僕が10分くらいトークしたら「なんかコイツ面白いな」となって「もう一回来てください」と言ってくれました。それでもう一回行ったんだけど、やっぱり「コイツこの業界を何もわかってないな」と。
クリス：なるほど。
清水：でも、これが先の全てに繋がるんだけど「コンサート業界に入ってみたら？」と。「そこには音楽に関わる色んな人がいるから、そこで働いて自分が音楽業界でどの道に進んだらいいか学んでから入ってきたら？」という言葉を貰いました。僕としてはまだポカーンだけど「とりあえずプロモーターというところに入ってみよう」と。そこでプロモーターを見つけて入り込んだのが21歳くらいのときです。
■レディオヘッドが会社を大きくしてくれた
その後、パブリック・エナミーのツアーのプロモーションなどを経て「こういうことをやりたい」と心に決めた清水さん。株式会社クリエイティブマンプロダクションの社長になったのは1997年のことでした。
そして、2000年から始まったサマソニの歴史のなかで、思い出深い2つのバンドとして挙げたのはグリーン・デイとレディオヘッド。特にレディオヘッドについては、「クリエイティブマンを大きくしていったアーティスト」とまで明かします。
清水：98年の『OK コンピューター』のツアーを全部やったんだけど、このバンドと仕事ができることの喜びと同時に、完全にアリーナクラスになることが予想できる訳ですよ。そのときクリエイティブマンはまだ10数人でやっていたから、彼らをプロモートできるような会社ではなかったんです。自分がこのままクラブプロモーターに留まるのか。でもアリーナとかスタジアムができるプロモーターになるのは、僕のなかでは抵抗があったんです。音楽好きとしては、好きなことをやっていたい。でも、その代わりにレディオヘッドを失う。そこで自問自答したなかで「レディオヘッドをプロモートできる大きな会社になるしかない」と教えてくれたんです。
■「SUMMER SONIC 2019」注目のバンドは？
8月16日(金)・17日(土)・18日(日)には、「SUMMER SONIC 2019」が開催されます。出演アーティストのなかから、清水さんが注目するバンドを挙げてもらいました。
・BRING ME THE HORIZON（ブリング・ミー・ザ・ホライズン）
清水：今回アルバムを出してさらに化けて、アリーナ級までいくんじゃないかと期待感を持たせるバンドになったので、彼らのライブを観てもらいたい。僕が思っていた以上に発表したときの反響がレッド・ホット・チリ・ペッパーズの次くらいにすごかった。
・Brockhampton（ブロックハンプトン）
清水：白人、黒人が入り乱れたヒップホップのアーティストです。なかにはデザイナーがいたり、様々なクリエイティブなことを自分たちでやりながらバンドにしている。去年のコーチェラ・フェスティバルで観て一発でヤラれて、去年は間に合わなかったけど今年のサマソニで呼ぼうと交渉し続けて今年に至るという。ぜひ観てもらいたいヒップホップのグループです。
今年の「SUMMER SONIC 2019」、東京ではZOZOマリンスタジアム＆幕張メッセで8月16日（金）、17日（土）、18日（日）に開催されます。ぜひ足を運んでみてください！
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【番組情報】
番組名：『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時：毎週土曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/
■音楽業界に入ったキッカケ
静岡県出身の清水さん。小学生のときから音楽に興味を持ち、高校時代は貸しレコード店でレコードを借りてひたすらアルバムを聴いていたそうです。高校を卒業してから上京しましたが、ただ漠然と音楽業界を目指して過ごす日々が続きました。
清水：音楽業界に行きたいけどコネもない。レコード屋でバイトしたり、東京にいる理由として音楽学校に行ったり、英会話の学校に行ったりして時間を潰していました。
クリス：きっかけは何だったんですか？
清水：3年経って「そろそろやばい」と思って、音楽業界に入るために色々なところに履歴書を出して、ひとつ返ってきたのが佐野元春さんの事務所からでした。でも僕は佐野さんの事務所とわからずに面接に行ったんです。
クリス：全然リサーチしてなかったんだ。
清水：でも「佐野元春の会社です」と聞いたときに、佐野元春への愛を僕が10分くらいトークしたら「なんかコイツ面白いな」となって「もう一回来てください」と言ってくれました。それでもう一回行ったんだけど、やっぱり「コイツこの業界を何もわかってないな」と。
クリス：なるほど。
清水：でも、これが先の全てに繋がるんだけど「コンサート業界に入ってみたら？」と。「そこには音楽に関わる色んな人がいるから、そこで働いて自分が音楽業界でどの道に進んだらいいか学んでから入ってきたら？」という言葉を貰いました。僕としてはまだポカーンだけど「とりあえずプロモーターというところに入ってみよう」と。そこでプロモーターを見つけて入り込んだのが21歳くらいのときです。
■レディオヘッドが会社を大きくしてくれた
その後、パブリック・エナミーのツアーのプロモーションなどを経て「こういうことをやりたい」と心に決めた清水さん。株式会社クリエイティブマンプロダクションの社長になったのは1997年のことでした。
そして、2000年から始まったサマソニの歴史のなかで、思い出深い2つのバンドとして挙げたのはグリーン・デイとレディオヘッド。特にレディオヘッドについては、「クリエイティブマンを大きくしていったアーティスト」とまで明かします。
清水：98年の『OK コンピューター』のツアーを全部やったんだけど、このバンドと仕事ができることの喜びと同時に、完全にアリーナクラスになることが予想できる訳ですよ。そのときクリエイティブマンはまだ10数人でやっていたから、彼らをプロモートできるような会社ではなかったんです。自分がこのままクラブプロモーターに留まるのか。でもアリーナとかスタジアムができるプロモーターになるのは、僕のなかでは抵抗があったんです。音楽好きとしては、好きなことをやっていたい。でも、その代わりにレディオヘッドを失う。そこで自問自答したなかで「レディオヘッドをプロモートできる大きな会社になるしかない」と教えてくれたんです。
■「SUMMER SONIC 2019」注目のバンドは？
8月16日(金)・17日(土)・18日(日)には、「SUMMER SONIC 2019」が開催されます。出演アーティストのなかから、清水さんが注目するバンドを挙げてもらいました。
・BRING ME THE HORIZON（ブリング・ミー・ザ・ホライズン）
清水：今回アルバムを出してさらに化けて、アリーナ級までいくんじゃないかと期待感を持たせるバンドになったので、彼らのライブを観てもらいたい。僕が思っていた以上に発表したときの反響がレッド・ホット・チリ・ペッパーズの次くらいにすごかった。
・Brockhampton（ブロックハンプトン）
清水：白人、黒人が入り乱れたヒップホップのアーティストです。なかにはデザイナーがいたり、様々なクリエイティブなことを自分たちでやりながらバンドにしている。去年のコーチェラ・フェスティバルで観て一発でヤラれて、去年は間に合わなかったけど今年のサマソニで呼ぼうと交渉し続けて今年に至るという。ぜひ観てもらいたいヒップホップのグループです。
今年の「SUMMER SONIC 2019」、東京ではZOZOマリンスタジアム＆幕張メッセで8月16日（金）、17日（土）、18日（日）に開催されます。ぜひ足を運んでみてください！
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番組名：『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時：毎週土曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/
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