J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』（ナビゲーター：あっこゴリラ）。「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語ります。7月1日（月）のオンエアでは、月曜担当のNulbarich・JQが登場。「楽器に注目して聴いてみよう！＜ドラム編＞」をテーマに語りました。
■ドラマーだったJQが選ぶ4曲は？
小学生でドラムを始めたJQ。吹奏楽部でパーカッションを担当し、ドラムラインを演奏。中学、高校時代はバンドのドラムを担当していました。
JQ：ドラムって（できる人）意外と少ないんで、「お前、吹奏楽部でドラムやってたからできるだろ」って感じでドラムを担当していました。すごく魅力的な楽器だと思います。今回は「ドラムがたまらないぜ」って曲を紹介します。
・Anderson .Paak『Heart Don't Stand a Chance』
JQ：Anderson .Paakが出てきたときに、ドラムを叩きながら歌うスタイルで。叩かないときはゴリゴリ前でパフォーマンスして、またドラムに戻って叩いて、さらにオーディエンスが盛り上がる感じで。すごく魅力的で、元ドラマーの僕からすると影響されずにはいられないアーティストです。Anderson .Paakの作品はいわゆるマイキングとか、彼のドラムの音が特徴的なんです。一見チープに聴こえるんですけど、意外とウーハーが鳴る場所で聴くと、軽くなくてしっかり鳴ってるので、すごく特徴的な音で「そうそう、こういう音を出したいんだよね」って、新しいドラムの音なのかなと思います。僕はドラムフィルインから始まる曲が好きなので、たまらない1曲です。
・Othello Feat. Surreal『Cycle』
JQ：90年代にヒップホップにドカッとハマり始めて、その中でもThe RootsのQuestloveのドラムに惹かれて、結構「好きだ」と公言していました。その頃にラッパーのOthelloに出会いました。この曲も生ドラムがすごく気持ちよくて、抜けのいいスネアの音なんです。ヒップホップにどハマりしたときに、ヒップホップバンドと出会って、生ドラムに気持ちをもっていかれてたんです。特にこの曲が収録されているアルバムには何曲か生ドラムが入っていて、いわゆる普通のグルーブでいっているところに3連符のフィルが入ってくると、「生でしかこの感じはでないな」と、一気に惹かれましたね。
・The Roots『Essaywhuman?!!!??!』
JQ：イントロでベース、キーボードのチェックがあって、「ドラムス、チェック、ワン、ツー」ってきて、Questloveは間を空けて小さいシンバルをピシッとやるだけなんですよ。普通はこうやって振られたらドコドコ叩いてしまうけど、間を空けてピシッとやるだけ。このQuestloveの、スキルじゃなくてそのシンバル一発でもっていく感じに、僕は初めてこの曲を聴いたときに鳥肌が立ちました。その辺もQuestloveはもってるんだなって曲です。シンバル一発でもっていかれちゃったら、技の磨きようがないですからね。全てひっくるめてQuestloveは大好きですね。
・JAY-Z『Show Me What You Got』
JQ：JAY-Zを取り囲んできた何人かのプロデューサーがいるんですけど、その中の1人、Just BlazeがMPCでこの曲を作っているみたいです。この曲のドラムは、ベーシックにJust Blazeがビートを組んで、その後にフィルとかを生ドラムで後からエディットして、おそらくスタジオとかでこのビートのループをかけて、ドラムに自由に叩いてもらって、好きなところをつまんで自分のビートの中にエディットして入れていると思います。MPCとヒップホップのビートと生ドラムが共存した、僕にとっては衝撃的な作品です。しかもこの曲は、『Fade to Black』ってDVDで、JAY-Zがマディソン・スクエア・ガーデンで「引退する」って言った後に間髪入れずにすぐ戻ってきたときのたしか1曲目で、いろいろと衝撃的で大好きな1曲です。
元ドラマーのJQならではのディープな選曲。ぜひドラムの音に注目して聴いてみてください！
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
■ドラマーだったJQが選ぶ4曲は？
小学生でドラムを始めたJQ。吹奏楽部でパーカッションを担当し、ドラムラインを演奏。中学、高校時代はバンドのドラムを担当していました。
JQ：ドラムって（できる人）意外と少ないんで、「お前、吹奏楽部でドラムやってたからできるだろ」って感じでドラムを担当していました。すごく魅力的な楽器だと思います。今回は「ドラムがたまらないぜ」って曲を紹介します。
・Anderson .Paak『Heart Don't Stand a Chance』
JQ：Anderson .Paakが出てきたときに、ドラムを叩きながら歌うスタイルで。叩かないときはゴリゴリ前でパフォーマンスして、またドラムに戻って叩いて、さらにオーディエンスが盛り上がる感じで。すごく魅力的で、元ドラマーの僕からすると影響されずにはいられないアーティストです。Anderson .Paakの作品はいわゆるマイキングとか、彼のドラムの音が特徴的なんです。一見チープに聴こえるんですけど、意外とウーハーが鳴る場所で聴くと、軽くなくてしっかり鳴ってるので、すごく特徴的な音で「そうそう、こういう音を出したいんだよね」って、新しいドラムの音なのかなと思います。僕はドラムフィルインから始まる曲が好きなので、たまらない1曲です。
・Othello Feat. Surreal『Cycle』
JQ：90年代にヒップホップにドカッとハマり始めて、その中でもThe RootsのQuestloveのドラムに惹かれて、結構「好きだ」と公言していました。その頃にラッパーのOthelloに出会いました。この曲も生ドラムがすごく気持ちよくて、抜けのいいスネアの音なんです。ヒップホップにどハマりしたときに、ヒップホップバンドと出会って、生ドラムに気持ちをもっていかれてたんです。特にこの曲が収録されているアルバムには何曲か生ドラムが入っていて、いわゆる普通のグルーブでいっているところに3連符のフィルが入ってくると、「生でしかこの感じはでないな」と、一気に惹かれましたね。
・The Roots『Essaywhuman?!!!??!』
JQ：イントロでベース、キーボードのチェックがあって、「ドラムス、チェック、ワン、ツー」ってきて、Questloveは間を空けて小さいシンバルをピシッとやるだけなんですよ。普通はこうやって振られたらドコドコ叩いてしまうけど、間を空けてピシッとやるだけ。このQuestloveの、スキルじゃなくてそのシンバル一発でもっていく感じに、僕は初めてこの曲を聴いたときに鳥肌が立ちました。その辺もQuestloveはもってるんだなって曲です。シンバル一発でもっていかれちゃったら、技の磨きようがないですからね。全てひっくるめてQuestloveは大好きですね。
・JAY-Z『Show Me What You Got』
JQ：JAY-Zを取り囲んできた何人かのプロデューサーがいるんですけど、その中の1人、Just BlazeがMPCでこの曲を作っているみたいです。この曲のドラムは、ベーシックにJust Blazeがビートを組んで、その後にフィルとかを生ドラムで後からエディットして、おそらくスタジオとかでこのビートのループをかけて、ドラムに自由に叩いてもらって、好きなところをつまんで自分のビートの中にエディットして入れていると思います。MPCとヒップホップのビートと生ドラムが共存した、僕にとっては衝撃的な作品です。しかもこの曲は、『Fade to Black』ってDVDで、JAY-Zがマディソン・スクエア・ガーデンで「引退する」って言った後に間髪入れずにすぐ戻ってきたときのたしか1曲目で、いろいろと衝撃的で大好きな1曲です。
元ドラマーのJQならではのディープな選曲。ぜひドラムの音に注目して聴いてみてください！
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。
