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荒れが酷くなる!? “くちびるケア”でしてはいけないことを専門家が解説

荒れが酷くなる!? “くちびるケア”でしてはいけないことを専門家が解説

くちびるは顔の印象を左右する大切なパーツ。しかし、肌を念入りにケアする人でも、くちびるのケアにあまり気を使っていない人も多いのでは? そこで今回は、六本木ヒルズ けやき坂テラスにある美容皮膚科「アオハルクリニック」院長・小柳衣吏子さんが「くちびるのケア」に関する問題を出題・解説しました。

【7月15日(月)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)】


■くちびるにダメージを与える行動は?

「くちびるにダメージを与えて荒れさせてしまうのは、次のうちどの行動でしょうか?」

1. 食事の最中や終わりに、さっとくちびるを拭く。
2. くちびるが乾いてしまわないようにペロッとなめる。
3. 寝るときもリップクリームを塗ったままにする。

別所は「2番か3番、どっちかなあ」と迷った末、2番と答え見事正解しました。小柳さんが、正解の理由と対処法を解説します。

小柳:くちびるを湿らせておくと、くちびるの薄い角層がふやけます。表面の細胞同士のすき間が広がり、中の水分がどんどん蒸発して、くちびるはガビガビに乾燥して荒れてしまうことに。くちびるを湿らせるのはやめて、リップクリームで保護して優しくマッサージしてあげてください。

さらに、くちびるについて以下のように解説しました。

小柳:くちびるは顔のなかでも特殊な部位で、皮膚と粘膜の移行部、つまり境目です。顔の皮膚と同様に外に露出しているものの、皮膚と違って外界とのバリアである角層が薄い、もしくはほとんどありません。皮膚と異なり、毛穴や汗を出す汗腺もなく、皮脂膜で覆われてもいません。そのため、くちびるは組織内部の水分が皮膚より数倍も蒸発しやすいのです。もともとくちびるは荒れやすいのですが、さらに荒れたくちびるは、毛羽立ったり亀裂が入ったりして、見栄えも悪いですよね。そうすると、毛羽立ちを取ろうとしてくちびるを噛んだり、亀裂で乱れたくちびるを隠そうとして上下のくちびるを口の中に巻き込んだりという行動が多くなります。これがくちびるの荒れを一層ひどくしてしまいます。くちびるを噛む、なめる、巻き込む癖のある方は、今日からやめてください。

梅雨があけると紫外線も強くなります。くちびるは肌と同じく紫外線から守らなければ“光老化”すると小柳さん。「角層がほとんどないくちびるを守るためにも、きちんとリップクリームなどで保護するようにしましょう」とアドバイスしました。これからの季節、肌だけではなく「くちびるケア」にも気をつけてみてはいかがでしょうか。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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