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リラックスしたいとき「何も考えない」と、脳は苦痛!?

画像素材:PIXTA

リラックスしたいとき「何も考えない」と、脳は苦痛!?

「右脳と左脳の役割をうまく使い分けながらリラックスすると、仕事の効率がアップする」というのは、神経内科医で作家の米山公啓さん。医師として活動する一方で、作家としてもこれまでに280冊以上の著書を出版している米山さんに、「仕事の効率をアップさせる脳のリラックス方法」を訊きました。

【7月24日(水)J-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190724105413

■脳はフル活動している

脳は2割しか使われていないと言われていますが、実際はフル活動しています。ただ人によって使い方に得意、不得意なところがあったり、左脳と右脳の働きにも違いがあります。

左脳:論理的な思考。数字をいじる。文字を読む。
右側:映像。直感力。

米山:例えば仕事で文字や数字を扱う場合、左側の論理思考の脳を使います。すると休ませるときには、あまり使っていなかった右側の脳を使って休ませる方法があります。簡単に言えば、写真を見たり、休憩時間に外の景色を見たり、ウェブで映像を見るのもいいです。使っていない右側の脳を使うことにより、左側を休ませてリセットをかけて、午後からの仕事でまた左脳を使う仕事に戻るのも、脳をリラックスさせる一つの方法です。


■何もしないのは逆にダメ?

"リラックス"というと、お風呂でボーッとしたり、何もせずにゴロゴロする印象がありますが、何もせず、何も考えないことは脳にとって非常に苦痛なことだそう。

米山:何も考えないでいると、脳は自分で細胞の活動を始めるのでかえってよくありません。お風呂に入ってボーッとする場合でも、音楽を聴いて使っていないほうの脳を使うのがいいと思います。

では、睡眠でリラックスするのはどうでしょう? 睡眠は脳にとって重要ですが、睡眠中も脳は活動していると米山さん。

米山:睡眠と記憶は非常に結びついていることが分かってきていて、脳は前日に入ってきた情報を(睡眠中に)整理して、重要な記憶だけを忘れない記憶に変化させています。実際に睡眠中は、脳の血流も増えています。寝ていても脳は働くし、仕事をしているわけです。

コーナー後半では、リスナーの悩みに音楽を処方。この日は「5年付き合った彼女と、なかなかプロポーズに踏み込めません。指輪も用意してあります。背中を押してくれるような曲を処方してください」という依頼に、Ne-Yoの『Let Me Love You』をセレクトしました。

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone

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