14歳の少年が独学で風力発電に成功! 『風をつかまえた少年』の著者が語る「夢を叶える力」

2019年07月30日

14歳の少年が図書館で見つけた1冊の本をもとに、独学で自家製の風力発電で未来を切り開いた実話を描く映画『風をつかまえた少年』が、8月2日(金)より公開される。それに先駆け、映画の原作本で同名ノンフィクションの著者ウィリアム・カムクワンバが来日。別所哲也が作品について伺った。

【7月25日(木)J-WAVE『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」】
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■手作りで風力発電をスタート

アフリカのマラウイ出身のウィリアムが自らの体験を綴った『風をつかまえた少年』は、世界23カ国で翻訳されベストセラーに。2013年には雑誌『TIME』で「世界を変える30人」にも選ばれている。同著を原作とする映画『風をつかまえた少年』では、干ばつによる貧困で中学校を退学になった14歳の少年が、当時、人口の2%しか電気を使えないというアフリカの最貧国のひとつマラウイで、自分の頭脳と手だけを頼りに風力発電に成功するという話。映画でもマラウイの過酷な状況が描かれる。


ウィリアム:当時マラウイで住んでいたところは田園地帯で、とうもろこしを作って家族で農業を営んでいたのですが、実際に雨が降らなければ全く生産されないという過酷な状況がありました。
別所:そんななか風力発電をしようと思い付くわけですが、どのようなきっかけがあったのですか?
ウィリアム:学校の図書館で本に出会い、風力発電をすれば、雨が降らないと農作物が育たないという状況を解決できると知り、実際に木を使って手作りで風力発電を始めました。


■どんな状況であっても自分の夢に立ち向かう

風力発電を手に入れたことによって、マラウイに訪れた変化とは?

ウィリアム:マラウイでは現在、様々なプロジェクトが進んでいます。風力発電を手に入れて水を汲み上げる仕組みが進んでいますし、農作物や人間に必要な水を手に入れる方法にも変化が生まれました。同時に太陽光発電も手に入れています。本や映画のなかでウィリアム少年が学費を払えずに学校に行けないという姿が描かれていますが、学校だけではなくコミュニティも、プロジェクトを中心に変化を遂げています。

彼の体験は日本では教科書でも取り上げられている。ウィリアムが自身の体験を通して伝えたいこととは?

ウィリアム:私が世界中の人々、そして日本の方々にも伝えたいことは、どんな状況であっても自分の夢を叶えることに立ち向かってほしいということです。達成するためにチャレンジして、過酷な状況があっても乗り越えてほしい。そして、私の夢とみなさんの夢は違うかもしれないけれど、どんなときでもチャレンジして夢を叶えてほしいと思います。
別所:現在は何をされているのですか?
ウィリアム:マラウイにイノベーションセンター、革新を起こす機関を作っています。

「もし自分が子どもの頃にこのような場所があったら......」と思える場所を作ることが、彼のもうひとつの夢として進んでいるようだ。かつてのウィリアム少年が自ら夢を勝ち得たように、多くの子どもが夢を叶える場所になるかもしれない。

映画『風をつかまえた少年』は、8月2日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

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