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世界的大ヒットで子役のギャラが8倍! Netflix『ストレンジャー・シングス』人気の秘密

世界的大ヒットで子役のギャラが8倍! Netflix『ストレンジャー・シングス』人気の秘密

世界中で人気を博しているNetflixオリジナルドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(以下、『ストレンジャー・シングス』)。J-WAVE『GOLD RUSH』のナビゲーターを務めるアンジャッシュの渡部建もハマっているという同ドラマの魅力とは? NetflixのPR担当・土井祐弥さんとともに考察した。

【8月16日(金)J-WAVE『GOLD RUSH』(ナビゲーター:渡部 建)の「CURIOUSCOPE」】

■『ストレンジャー・シングス』の魅力とは

2016年7月にNetflixで配信が始まった『ストレンジャー・シングス』。配信直後からSNSや口コミで話題を呼び、翌年10月にシーズン2、そして今年7月にシーズン3の配信がスタート。最新シーズンでは、配信からわずか4日間で4000万人以上が視聴し、Netflixの最高視聴記録を樹立した。

物語の舞台は1983年、アメリカ・インディアナ州の架空の田舎町・ホーキンス。少年ウィルが忽然と姿を消し、家族や友人、地元警察が捜索を続けるなか、ウィルと入れ替わるように謎の少女・イレブンが突然現れる。想像を超える不可解な事件に巻き込まれながらも、少年少女が友人や家族を守るために事件解決に立ち向かう。そして、次々起こる超常現象に隠された真実や闇に包まれていた町の秘密が、どんどん明らかになっていく。

なぜ『ストレンジャー・シングス』は、世界的にヒットしたのだろうか。劇中に散りばめられた80sポップカルチャーへのオマージュや、子どもから大人まで楽しめるストーリーに加え、土井さんはNetflixがもたらした視聴環境の変化が影響していると分析する。

土井:Netflixの会員数が1億5100万人を突破したことで、多くの人に一斉に観てもらえる機会が増えました。そして、いつでもどこでも観られる環境が社会現象につながっていると思います。

Netflixの特徴は、コンテンツを世界同時配信している点だ。これにより局地的なヒットではなく、世界的なヒットを生み出しやすくなった。そして、ドラマの枠を超えた広がりも、ヒットに貢献しているようだ。

土井:世界中のファッションブランドが『ストレンジャー・シングス』のアパレルグッズを発売しています。ほかにも、アメリカではユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのイベント「ハロウィン・ホラーナイト」に『ストレンジャー・シングス』の大迷路が登場するなど、ドラマを超えて注目を集めています。

またシーズン1が配信された際は、ウィノナ・ライダーが久々にエンタメ界に復活したことも話題に。彼女にとって初の長編ドラマシリーズである本作で圧巻の演技を見せ、ゴールデングローブ賞ドラマ部門女優賞にノミネートされた。

土井:この作品の魅力は、子どもたちだけではなく大人やティーンなど、さまざまな世代の話が同時に進行し、最後にまとまっていくところにもあると思います。


■作品の大ヒットで子役のギャラが大幅アップ!

主役の子どもたちは、ほぼ無名の状態からオーディションによって選ばれた。『ストレンジャー・シングス』をきっかけに、現在はスターの道を歩んでいる。

土井:マイク役のフィン・ヴォルフハルトは、映画『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』に出演し、2020年夏に公開予定の映画『ゴーストバスターズ』最新作に出演が決まっています。イレブン役のミリー・ボビー・ブラウンは、映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』など大作映画にどんどん出演しています。
渡部:年代的に顔がどんどん変わるじゃないですか。それがファンとしては堪らないですよね。可愛らしかった男の子がどんどんかっこよくなったり、女の子はどんどんきれいになったり。
土井:そうですね。劇中では、最初は地下室で遊んでいるような冴えない子どもたちでしたが、最新のシーズン3では色気づいたり恋愛したりするなど、より楽しめる内容になっています。

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他にも、『ストレンジャー・シングス』の大ヒットにより、子役のギャラが驚くほどアップしたという。海外メディアが伝えたところによると、ミリー・ボビー・ブラウンのギャラは、シーズン1では1話につきおよそ320万円だったのが、シーズン3では1話につき2100~2700万円まで跳ね上がった。これには渡部も驚きの声を上げた。

『ストレンジャー・シングス』
■彗星のごとく現れたクリエイター兄弟

世界中に熱狂的なファンを生んだ『ストレンジャー・シングス』を生み出したのは、マット&ロス・ダファー兄弟。製作総指揮・脚本・監督を務めるふたりのスゴさとは?

土井:2011年に彗星ののごとく登場したと言われています。大学を卒業してすぐにホラーサスペンス『Hidden』の脚本がメジャースタジオの目に留まり、その後、ドラマ『ウェイワード・パインズ 出口のない街』に脚本家として参加しました。そのふたつしか作品がない状態で『ストレンジャー・シングス』を書きました。当初、いくつかのスタジオに持っていったものの製作にOKが出ず、Netflixと出会ったことで『ストレンジャー・シングス』のドラマ化が実現しました。

幼いころから映画に夢中だったダファー兄弟は、昔から映画を作りたいと思っていたという。また、日本の作品も好きで、特に岡本 倫原作の『エルフェンリート』から大きな影響を受けていると本人たちが語っている。他にも、大友克洋原作の『AKIRA』、ゲーム『サイレントヒル』や『バイオハザード』などの名前が挙がった。

最後に、渡部も気になっているシーズン4の制作の有無について伺うと......。

渡部:シーズン3の終わり方を観ると「シーズン4がないとどうなんだ!」と感じたんですけど、オフィシャルではシーズン4をやるとは言ってないんですよね?
土井:まだ言ってないですね。ただ、シーズン3を観ていただくと「きっと続きがあるんだろうな」という終わり方ですよね。
渡部:ウワサでは、子どもたちも大きくなったのでシーズン4で終わっちゃうんじゃないかという声もありますが、僕の考察だとシーズン8くらいまでいけると思うんです(笑)。子どもたちは大きくなっちゃいますけど、他の子どもたちや関連のある子どもたちが出てきたり、ファンとしては長く観たいという気持ちです。
土井:そうですよね。本当はシーズン2、3も子役たちが出てくる予定がなかったり、シーズン1だけのキャラクターもいたりしたんですけど、出演者たちが優れたタレントだったので、どんどんタレントがキャラクターを育てて一緒に役作りをしたということがあると思います。

今後の展開から目が離せない『ストレンジャー・シングス』。まだ観ていないという方は、この機会に観てみては?

NetflixのPR担当・土井祐弥
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『GOLD RUSH』
放送日時:毎週金曜 16時30分-20時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/

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