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鶏むね肉は、切り方によって「ビタミンB群が半減」 調理のコツは?

鶏むね肉は、切り方によって「ビタミンB群が半減」 調理のコツは?

食材の栄養効果を左右する"調理の仕方"。鶏むね肉は切り方ひとつで得られる栄養が変わってくる。栄養がアップするお得な食べ方の新常識を、東京慈恵会医科大学付属病院栄養部・赤石定典が解説した。

【8月27日(火)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」(ナビゲーター:別所哲也)】


■鶏むね肉は切り方が大事

家計に優しい鶏むね肉。栄養価としては、タンパク質の代謝を助けてくれるビタミンB6やナイアシン、パントテン酸、美容効果の高いビタミンB群がたっぷりと含まれている。ただし、ビタミンB郡は水溶性なので、水分が抜けてしまうとビタミンB群はおよそ2分の1に......。

栄養をキープしつつ、パサパサな食感になることを防ぐには、調理の際に"繊維を断ち切る"のがポイントだ。

赤石:鶏むね肉がパサつきやすいのは筋繊維の長さが関係しています。加熱すると筋繊維が縮み、肉に含まれる水分を追い出してしまうためパサパサになってしまいます。繊維を断ち切ることで、保水性がアップしてジューシーでおいしくなり、ビタミンB群も保てます。

切り方のコツは?

赤石:鶏むね肉を裏返すと、筋繊維が走っている方向がブロックごとに違うことがわかります。それぞれの繊維を断ち切るように垂直に包丁を入れます。あとは食べやすいように一口大にカット。焼き鳥屋さんのおいしいむね肉は、肉がいいからおいしいというわけではなく、切り方が違うんです。

そのほか、肉を叩いて筋繊維を切るという方法もある。

鶏むね肉は高タンパクで低カロリー。疲労回復効果が持続できるイミダペプチドも含まれている。赤石によると、その効果は鶏もも肉の2倍。皮にはコラーゲンも豊富だ。「美肌効果があります。エイジングケアのために皮もしっかり食べましょう」と提言した。


■ネギは乾燥させないこと

コーナー後半では、栄養がアップするネギのお得な食べ方を解説。風邪対策の食材としても知られるネギは保存方法が大切とのこと。

赤石:ネギは乾燥させると抗酸化力が50パーセントダウンします。ニンジンやほうれん草と並んで抗酸化力が高く、免疫力も高めで、風邪などのウイルスに抵抗する強いパワーを持っています。特にネギの青い部分のトロッとした粘液成分は、体内の抗アレルギー作用を約1.5倍、免疫活性を約5倍高めてくれます。さらにNK(ナチュラルキラー)細胞の活性を2.5倍高めてくれます。

これらの成分は加熱や冷凍に強いが、乾燥に弱いので注意が必要。乾燥させてしまうと抗酸化力が半分になってしまう。冷蔵する場合には0度に近いチルド室で保管するか冷凍保存がオススメ。「刻んでから冷凍すると使うときに楽です」とアドバイスした。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」では、日々の生活をポジティブにする「健康」と「美」のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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