蔦谷好位置が「音楽理論」を解説! King GnuやOfficial髭男dismは…

2019年08月30日

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は夏の特別企画として、リスナーからの音楽に関する疑問を人気ミュージシャンや音楽プロデューサーなど、専門家たちが解説。

特集最終日となる8月29日(木)のオンエアでは、「よく耳にする"音楽理論"って何?」というリスナーからの質問を紹介した。回答者は、音楽プロデューサー・蔦谷好位置。

【1日目】音楽の「ジャンル」ってどう決まるの? 聴き分けられるようになる? 音楽ジャーナリスト・柴那典が解説
【2日目】「ロック」と「ロックンロール」の違いは? THE BAWDIESが解説!
【3日目】うまく歌うには「息を吸うタイミングを決める」 ボイストレーナーがコツを伝授

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月5日28時59分まで)


■「音楽理論」がわかっていないと曲が作れない...わけではない!

蔦谷は、米津玄師、back number、[ALEXANDROS]、Official髭男dismなど、多くのアーティストへ楽曲提供やプロデュース、アレンジを行っている。蔦谷は「ポップスをやっているミュージシャンでも、おそらく8割は音楽理論をわかっていないと思う。わかっていたほうがいいとこともあるけど、わからなくてもできます」と切り出した。

蔦谷:"音楽理論"の意味合いは、時代によっていろいろと変わってきます。紀元前のピタゴラスの時代から中世までは学問でした。今はポップスでいうのは「バークリーメソッド」という、ジャズのコード理論ですね。Em7(Eマイナーセブン)やEbM7(Eフラットメジャーセブンス)などを、聞いたことはありませんか? これらをどのようにつなげば気持ちよくなるのかとか、やらないほうがいいルールなどがあり、そういったものを音楽理論といいます。

では、音楽理論はミュージシャンに必須なのだろうか。

蔦谷:音楽によります。たとえば、ヒップホップやビート、サンプリングなど、楽器を使わなくても作れるDJの音は、音楽理論ではなく専門的なスキルが必要です。音楽理論は重要ではあるけど、必要ではなかったりします。

音楽プロデューサーにとっても、音楽理論は音楽によって必要かどうか変わってくるそうだ。

蔦谷:僕の場合は、オーケストラやジャズのビッグバンドも書くので、譜面を書く関係で音楽理論をわかっていないと作れません。一方、Dr. Dreみたいにビートを作るプロデューサーは、五線譜が読めなくてもセンスでできるので、必要だったりそうでなかったりします。

蔦谷は、できないことをなくしたいという思いから音楽理論を勉強したそうだ。


■音楽理論とうまく付き合うこと

最後に「聴いていて気持ちいい曲はだいたい音楽理論に沿っている」と蔦谷。

蔦谷:音楽理論が間違っていても聴いていて気持ちいい場合もありますが、こちらも理論で説明できます。音楽理論は後付けのようなところがあるので、深く考えすぎなくてもいいと思います。最近のアーティストでは King Gnu やOfficial髭男dismの藤原 聡くん(Vo/Key)は、音楽理論が完全にわかって作っていて、その上で外すこともできるから、2組とも音楽のバリエーションに幅があるんです。

音楽理論をわかっていると表現の手法が広がるものの、そればかりにとらわれてしまうと頭でっかちな曲になる。「うまく付き合っていければいいんじゃないでしょうか」と締めくくった。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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