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柴咲コウ「30代になったときに、自分は社会に役立つ人間なのかと考えた」

柴咲コウ「30代になったときに、自分は社会に役立つ人間なのかと考えた」

柴咲コウが8月5日、38歳の誕生日を迎えた。女優、歌手として第一線を走り続け、近年は起業家としても活躍している。マルチな活動について、何を感じ、どんな思いを込めているのか? J-WAVEの番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』で話を訊いた。

【8月5日(月)J-WAVE『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」】
http://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20190805083225(2019年8月12日28時59分まで)


■歌手活動で「戸惑っていた」今だから振り返ることができる

同番組は別所哲也がナビゲーターを務めているが、この日は夏休み中ということで、小橋賢児とnicoが出演。小橋と柴咲は、ドラマ共演を機に20年来の付き合いとなる。小橋が役者を辞め、世界を旅して活動したこともよく知っている、友人のひとりだという。

小橋が柴咲に、「さまざまな活動をするなかで自分の見方は変わったか」と訊くと......。

柴咲:私はあまり自分のことを振り返ることはなくて、気づいたらこんなことをしてたなという感じなんです。女優業は今年で21年、音楽活動は17年。3、4年の差は大きい。女優業でやっと慣れてきたところで始めた歌手活動は、スタッフも違うし、パフォーマンスも、考え方も、アウトプットのしかたも違うので、「戸惑ってたな」と、これだけ時間が経ってようやく振り返れるようになりました。新しく今はじめたことに関しては振り返るどころではなく、コツコツと経験を積むのみという感じで、実績も積み上げなければいけない感じです。


■「ひと粒で二度おいしい」アルバム

8月5日にデジタル配信で、ミニアルバム『Blessing』をリリースした。昨年から一緒に音楽活動している野崎良太(Jazztronik)をサウンドプロデューサーに迎えた集大成的作品。日本語バージョンを柴咲コウ、英語バージョンをMuseKという名義で、「ひと粒で二度おいしいという感じ」(柴咲)でのリリースとなっている。

柴咲:歌う場所というのは不思議な空間だと思っていて。100%素の自分ではないですし、お客さんを目の前にしてお客さんにエネルギーを貰って、そこで感じるものをアウトプットするエネルギーの循環の場だって感じます。女優業とは違う空間で楽しいです。


■30代になって考えた社会貢献

女優業と歌手業を続けながら、柴咲は3年前に起業した。社会貢献ができるプロダクツやコンテンツを提供するレトロワグラース株式会社。30代になって、「自分は社会に役立つ人間なのか?」と振り返ったのが起業のきっかけだという。

柴咲:エンターテイメントはもちろん、(人に)影響を与えたり元気になってもらったり、救いになったりと役立っているかもしれないけど、目に見えた成果が掴みづらいところもあって、もっと社会というものに貢献できる活動がしたいなと思いました。

柴咲は、自然環境やライフスタイルに関心があり、アパレルも、それら考えたアウトプットとして展開している。

柴咲:人は生活している中で色々なものを取り入れて、排出して、循環している筈だけど、その出口がどこに向かっているのかという不安が膨らんでいって。自分の不安解消という意味も込めて、いろんな事業を育てていければいいなと思っています。

誕生日を迎えたこの日、これから迎える1年については「粛々と、コツコツとやっていきたい」と話していた。

この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年8月12日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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