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海外の「電子タバコ」事情は? アメリカでは死者が出てパニック、タバコに寛大なフランスでは…

海外の「電子タバコ」事情は? アメリカでは死者が出てパニック、タバコに寛大なフランスでは…

J-WAVEでオンエア中の『~JK RADIO~TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「TOKYO CROSSING」。9月27日(金)のオンエアでは、アメリカ・カリフォルニアとフランスの電子タバコと加熱式タバコ事情に迫った。


■電子タバコの販売が禁止に?

アメリカでは電子タバコの喫煙にともなう死者が6名でている。それを受けてミシガン州では、州としては初めて電子タバコの販売を禁止した。トランプ大統領も電子タバコの全面的な販売を禁止する方針だそうだ。

電子タバコと加熱式タバコに関して、特に若者の需要が多いというアメリカ。アメリカ・カリフォルニアの大西良子さんによると、甘い香りやビタミンなど加えた特別な楽しみ方が人気だという。

そんな中、ミシガン州では電子タバコの販売が禁止に。そのほか規制に向けたアメリカ国内の動きどのようなものなのだろうか。

大西:「特別な種類だけが販売禁止になるから大丈夫」という人もいます。ただ、実際には「ウォルマート」などでは、在庫がなくなったら販売終了すると宣言しています。すでにアメリカではベープによる死者がでていて、800人以上が原因不明の肺炎や肺の疾患にかかっていて、全米はパニック状態です。
カビラ:フレーバーが色々あるので若者に人気ということですが、どうして電子タバコの利用が増えてるのですか?
大西:電子タバコが始まったのは今から10年ほど前です、そのときは年齢制限がありませんでした。そのため、若者がフルーツやミントのフレーバーに飛びついたんです。ところが、今年の1月からタバコと同じ扱いになって、州によって違いますが18歳以下は買えなくなりました。


■タバコに寛大なフランス、電子タバコはどう受け止められている?

続いて、フランス・パリのドゥヴィアンヌ園子さんに訊いた。

ドゥヴィアンヌ:タバコは若い人から年寄りまで女性も含めて吸いますし、伝統的に社会に受け入れられてきました。電子タバコは「タバコをやめられないと癌になる」という時代にでてきて、タバコをやめたい人が吸う感覚でした。需要が一気に高まったのか、街の至るところにイーシガレット専門店というのが、どんどんできました。
カビラ:タバコに寛容なフランスで、イーシガレットはどのように受け入れられているのですか?
ドゥヴィアンヌ:イーシガレットは言いづらいので、一般的には、煙の代わりに水蒸気のような煙を出すので「ヴァポトゥール」と呼ばれ、タバコとは分けて考えられています。至るところで吸っていますし、フランスは歩きタバコは禁止されていないので、すれ違うときに「いい匂いがするな」というのはよく感じます。

アメリカでは死者がでたと報じられているが、フランスでは10年以上経ってもそのような事故がなく、ヴァポトゥールのお蔭でタバコをやめられて、何も吸わなくてもよくなった人というが増えているという。家族など、タバコを吸う人の周りの人も、タバコよりは健康被害が少ないだろうと認識しているそうだ。

フランスでは、電子タバコがでてきてから、タバコは18歳未満に売ってはいけないこととなったそうだが、吸ってはいけないとは法律で定められていないため、中学生や高校生がなんとかタバコを手に入れて吸っているとか。ちなみに、ヴァポトゥールは禁煙の場所では吸えないそうだ。

『~JK RADIO~TOKYO UNITED』のワンコーナー「TOKYO CROSSING」では、地球をUNITEして世界のリアルを伝えている。放送は毎週金曜の8時40分頃から。お楽しみに。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月4日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『~JK RADIO~TOKYO UNITED』
放送日時:毎週金曜 6時―11時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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