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「芸能界へのスカウト」って実際どんな感じなの? 森崎ウィンが明かす

2019年10月17日

J-WAVEで放送中の番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。10月12日(土)のオンエアでは、俳優で歌手の森崎ウィンが登場。初めて明かすという、スカウトされたときの裏話などについて語った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月19日28時59分まで)


■初めて話すスカウトの裏話

森崎は1990年にミャンマーで生まれ、小学4年生のときに来日。2008年からダンスボーカルユニット・PrizmaXのメインボーカルとして活動しながら、昨年はスティーヴン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』でメインキャストに抜擢され、ハリウッドデビューも果たした。現在、公開中の映画『蜜蜂と遠雷』にも出演している。

芸能界に入ったのは、14歳でスカウトされたことがきっかけだった。

葉加瀬:スカウトってよく言うけど、どういう雰囲気なの? そのモーメントを教えてほしい(笑)。
森崎:僕は恵比寿のスーパー「ピーコックストア」の前だったんですよ。
葉加瀬:(笑)。
森崎:当時、サッカー少年だったんでサッカーの試合帰りで、母親に「みんなでご飯行くから」とウソをついて、好きな女の子と待ち合わせしているところでした。

その女の子は恋人ではなく、森崎はアプローチ中だったのだとか。「こんなこと言うの初めてですよ(笑)」と照れながら、「いつもはその娘の家の非常階段で喋るだけだったんですけど、その日は外で会おうということになったんです」と、当時の淡い思い出を明かした。

スカウトをしてきたのは、ふたりの女性だった。道を訊かれるのかと思ったが、「芸能界に興味はありますか」と名刺を渡された。現在も所属する芸能事務所・スターダストプロモーションのもので、裏にはタレントの名前が書かれていたが、芸能界にうとい森崎にはピンとこなかったそうだ。

そのスカウトがきっかけで芸能界入った森崎は、高校2年生のときに初めてドラマ出演が決まり、その後はダンスボーカルユニット・PrizmaXのメンバーとして2013年にデビューした。

森崎:役者もちょいちょいやりながらグループもやって、「この後どうなっちゃうんだろうな」とか言いながら流れに身を任せてたら『レディ・プレイヤー1』のオーディションが2016年に来て、それが決まって。その現場を経てから「俺はこれで飯を食おう」と、本当に心から決めたんですね。
葉加瀬:「俳優になる!」ということだね?
森崎:そうですね。俳優と音楽もやりたいです。


■「森崎」は事務所が勝手に付けた?

ミャンマーには苗字がないそうだ。森崎によると、名前も好きなときに変えることができ、変更したことを新聞に掲載して知らせる、という面白い慣習も。

葉加瀬:「なんとかさん家のなんとか」っていうのがないんだ?
森崎:ないです。母親は「ウィン」が入ってますけど、父親はぜんぜん違う名前です(笑)。でも、家族によってはそういうのに憧れて、結婚して子どもが生まれると同時に、ひと文字だけ合わせたりすることもあります。

「ウィン」という名前は祖母がつけたもので、「明るい」という意味がある。芸能界でも「ウィン」という名前で活動しようとしたが、事務所から許可が下りず、「『森崎』を勝手に付けられました」と明かした。

葉加瀬:選択権はなかったの?
森崎:「名前を考えてきて」って言われて、母親が占いにまで行って考えた5つくらいの苗字の候補があったんですけど、ひとつも選ばれずに勝手に「森崎」が付いてきました。
葉加瀬:(笑)。でも、語呂はいいよね。「森崎ウィン」って。言いやすいし、文字の感じも飛び込んでくるし。
森崎:ありがたいです(笑)。

オンエアでは他にも、森崎がミャンマーの人や国について語る場面もあった。ぜひradikoでチェックしてほしい。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月19日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『ANA WORLD AIR CURRENT』
放送日時:土曜 19時-19時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/worldaircurrent/

水曜日のカンパネラ・コムアイ、コラボしたいアーティストは?

2019年10月17日

J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。クリス・ペプラーが音楽を聴く隠れ家=「オトアジト」に毎週ゲストを迎え、大人な音楽談義を繰り広げるという番組だ。

10月12日(土)のオンエアでは、水曜日のカンパネラのコムアイが登場。水曜日のカンパネラ結成時の話や、クラブの魅力、今後コラボレーションをしたいアーティストなどを語った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月19日28時59分まで)


■水曜日のカンパネラ結成のきっかけ

水曜日のカンパネラを結成したのは、コムアイが大学時代に行ったホームパーティーで、プロデュース兼マネージメントのDir.Fに「歌を歌わないか」と声をかけられたことがきっかけだった。

コムアイ:そう言われたけど「歌は歌わないかな」と思った。19歳で、今からアイドルみたいなことをやるのはちょっとしんどかなと思ったし、周りの友だちにも何って言ったらいいかわからなかったし。

そのときは辞退したコムアイだったが、その後、Dir.Fに「電動自転車のプロモーションの打ち合わせがある。一緒にやったら電動自転車がもらえるかも」と誘われてついて行ったところ......。

コムアイ:電動自転車の打ち合わせは実際にあったけど、その後にケンモチ(ヒデフミ)さんの曲を聴かされて、「この人の音楽でやるんだけど、どうかな」と言われました。「この音楽に声が乗ったら面白そうだな」と思って、ズルズルと音楽業界に入っていきました。いきなり10歳くらい年上の人たちに「ユニットを組まないか」と引き入れられたって感じですね。


■クラブに通って学んだこと

水曜日のカンパネラとして活動を始めたコムアイは最初、彼らは何を企んでいるのかと不安に感じていた。「この人たちは、こんな純粋なことを本当にやりたいだけなんだ」と気づくには、1年ほどの時間を要したという。

コムアイ:やっぱり、若いときの方が大人への疑いが強いと思う。今は「これをやりたいからやっている」ってことが当たり前になったから、そういう疑いはなくなったけど、当時は「お金目的か?」「身を売られるのか?」って思ってました(笑)。

そこから2、3年が経って、コムアイは音楽の道で生きていくことを決意。そのきっかけは、クラブ通いだった。

コムアイ:いくつかの小さなクラブを好きになって、感動したんです。毎晩クラブに通う時期もあるほど、ダンスミュージックが面白いと思えるようになりました。クラブってチャラいところだと思っていたけど、本当に音楽が好きな人たちが集まる、それだけに特化した場所だと知ったんですよね。クラブで最高のパフォーマンスをする人の姿を見たことで、「こういう面白い人たちには負けたくない」という思いが生まれました。

クラブに通うようになってから、コムアイは「ダンスミュージックってひとりになれるんだ」と実感したという。

コムアイ:そういう感覚はライブでも意識していますね。お客さんにみんなで聴いてもらうより、聴いているひとりひとりが没入してほしい。観客のひとりひとりがモグラになっていけるイメージですね。

「社会もそうあるべきだと思っている」と、コムアイは続ける。

コムアイ:それぞれひとりひとりが自分のやりたいことに没入した状態で、でもコミュニケーションは取り合えている状態がいいと思う。周りばかり見てしまうと、自分ひとりで踊ることを忘れてしまうから。


■インドに行って、U-zhaanのすごさを思い知った

コムアイは最近、イタリアの音楽家・Roberto Musciの音楽をよく聴いているそうだ。

コムアイ:Roberto Musciの『Tower Of Silence』は数年前から聴いています。フィールドレコーディングの音源と自分の吹く楽器の音をごちゃ混ぜにするんじゃなくて、素材が活きる感じ。フィールドレコーディングもよくて、「これはどこで録ったんだろう」という歌声もあるんです。

そんなコムアイが今後コラボレーションをしてみたいアーティストは、タブラ奏者のU-zhaanだ。

コムアイ:今まで何度かお会いしたことがあるんですけど、少し前から北インドのヒンドゥスターニー音楽にハマっていて。今年の1月に初めてインドに行ったら、U-zhaanがどれだけすごい人か思い知ったんです。
クリス:それはなんで?
コムアイ:U-zhaanがタブラを習っていたふたりの師匠がいて。昔はアニンド・チャタルジー、今はザキール・フセインという人。ザキール・フセインはタブラのキング・オブ・キングだし、アニンド・チャタルジーは高速のタブラ奏者で。コンサートを見ているとすごい。今まで「タブラはどこかの楽器」くらいしか思っていなかったんですけど、尊敬しました。今、ヒンドゥスターニー音楽の歌をやりたいと思っているので、そういうのをできるようになって、一緒にU-zhaanにやってもらえるようになりたいなと思っています。

コムアイとU-zhaanのコラボレーションは果たして実現するのか。これからの活動に注目だ。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月19日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜 18時−18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/

CHAI・マナとカナが選んだ「学園祭でコピーしたかった曲」とは?

2019年10月17日

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR'S ROOM」。毎週水曜日はCHAIが登場。10月16日(水)のオンエアでは、マナ(Vo.&Key.)とカナ(Vo.&Gt.)が、「学園祭でコピーしたかった曲」をテーマに選曲した。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月23日28時59分まで)


■「学園祭でコピーしたかった曲」

高校時代は、ユナと同じ軽音楽部だったというマナとカナ。「学園祭でコピーしたかった曲」を選曲した。

・Luscious Jackson『Naked Eye』(マナ選曲)

マナ:昔、新宿に「JAM」っていうライブハウスがあったじゃない?
カナ:あったね。
マナ:「JAM」みたいな音楽のコピーをしたかった。アングラというか地下感がある、地上でやってる感じがしない暗さがあって、そういう曲をいちばんコピーしたい。
カナ:それはわかるよ、CSSとか。
マナ:CSSやLuscious Jacksonもそうだけど、このギターの感じをコピーしたかった。バンドっぽいんだけどオシャレというか、やるだけでいい感じに聴こえる(笑)。
カナ:そうだね。生のバンドでやろうと思ったときに、人によるかもしれないけど、最初に気にするのは音圧だと思う。
マナ:壁に吸収されるしね。
カナ:J-POPって「音圧が大事」みたいなところがあったりする。洋楽は全然違うけど。多分これ、音圧全然出ないパターンだけど、やったら格好いいんだと思う。
マナ:メッチャ格好いい、このコーラスとか本当にやりたかった。
カナ:コーラスはすごい格好いい。
マナ:メッチャやりたかった、この暗いバンドをやりたかった。
カナ:私たちは暗くないから。
マナ:ねー、私たち全然暗くないんだよね。暗くないから暗いのをやりたい。雰囲気出るよねやっぱり。「アイツらカッケー」って思う、音が出た瞬間に。
カナ:わかる、1音目でカッケーってなる。


■いちばんダイナミックに見える曲

・Ladyhawke『Paris Is Burning』(カナ選曲)

マナ:Ladyhawkeって、女の人のソロ・プロジェクトだよね。バンドじゃないけど、(サウンドが)バンドっぽい。
カナ:女性らしさみたいなのが出てる。
マナ:高校のときにさ、この洋楽をやるとワンランク上の女みたいに。「君たちそこ知ってるんだ?」「センスいいな」みたいなさ。普通にジャカジャカやるギターももちろん格好いいんだけど、これはユニゾンぽい。ギターとベースが同じフレーズを弾いてAメロがずっと続いて、その感じがすごく格好いい。絶対演奏をした瞬間に雰囲気が出る。
カナ:わかる。
マナ:ユニゾンっていちばんダイナミックに見えるし、格好よく見える。これを高校生にやってほしい、誰も(曲を)知らないかもしれないけど。
カナ:私、これを高校生がやっていたら見る。
マナ:私も見る。この2曲をやっていたら絶対見る。これを男の子がやってもいいかも。下手にやってほしい、上手いとたぶん面白くない。ドラムとかちょっと下手なほうが格好いいかなって思っちゃう。
カナ:センスいいやつコピーしたかった。今度、CHAIでやろう。
マナ:CHAIでなんかやりたいね。

番組では他にも、マナとカナが高校時代の軽音楽部の活動について熱く語り合う場面も。ぜひradikoでチェックしてみてほしい。

J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月23日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

常磐大学の学園祭で『SONAR MUSIC』がライブ! 学内の音楽サークルに注目【特集】

2019年10月17日

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。

大学生・専門学生の音楽事情に迫る「SONAR TO THE NEXT」のコーナーでは、大学生・専門学生アーティストを数珠つなぎで紹介しているが、一旦お休みし、今週末から開催する『SONAR MUSIC』の学園祭ツアーを大特集。今週は、常磐大学「ときわ祭」をピックアップ! 10月16日(水)のオンエアでは、大学内の音楽サークル「オールランドミュージック」を紹介した。


■サークル内で結成したバンド「ココナッツサブレ」

今年の常磐大学「ときわ祭」は、10月19日(土)・20日(日)に開催する。SONAR MUSICがライブを行うのは20日だ。出演は、雨のパレードとCHAI、MCはあっこゴリラが務める。番組では、大学内の音楽サークル「オールランドミュージック」に所属している、人間科学部2年の馬場大輔さんに電話を繋いで話を訊いた。

あっこゴリラ:どんなサークルなんですか?
馬場:軽音みたいなバンドやりたい人が集まってる感じです。
あっこゴリラ:馬場くんもこのサークル内でバンド組んでるの?
馬場:そうですね。ここでメンバー見つけて。
あっこゴリラ:なんていうバンド組んでるんですか?
馬場:ココナッツサブレっていうバンドで、Gt./Vo.を担当してます。
あっこゴリラ:ココナッツサブレはどんな音楽をやってるんですか?
馬場:実は、活動自体はこれからで......ライブが1本決まってる状態でまだ組み立てなんです。
あっこゴリラ:あっ、まだライブやったことないんだ? 一番ワクワクするときだね。初ライブに向けてめちゃめちゃスタジオ入ってる時期でしょ?
馬場:そうですね。今は、曲作って、デモ作って、練習しよう、みたいな感じです。


番組では、ココナッツサブレの『振り子』をオンエアした。

曲を聴いたあっこゴリラは「まだ荒削りだけど、これからどんどんかっこよくなっていきそう」とコメントした。

ココナッツサブレは学園祭には出演しないそうだが、馬場さんはサークル内でコピーバンドをやるという。

あっこゴリラ:何のコピーするんですか?
馬場:ギター・ボーカルでASIAN KUNG-FU GENERATIONのコピーと、もともと僕、長くドラムをやっていたので、ドラムでUNISON SQUARE GARDEN、tricotのコピーをやります。
あっこゴリラ:ドラムも叩けるの? すごいじゃん。私もコピーやりたいな~。私、NUMBERGIRLとBLANKEY JET CITYしかやったことない。
馬場:めちゃくちゃアツいっすね。
あっこゴリラ:私も、もともとドラマーだからさ。
馬場:えー、そうなんですね!
あっこゴリラ:私も今度はコピーバンドで学園祭出たいな~。

【ときわ祭Music Live 2019】
J-WAVE『SONAR MUSIC』学園祭 TOUR in 常磐大学
日程:10月20日(日) 開場16:30/開演17:30
出演:雨のパレード、CHAI
MC:あっこゴリラ
会場:常磐大学体育館(C棟)
所在地:茨城県水戸市見和1-430-1 常磐大学・見和キャンパス
チケット:一般2500円

J-WAVE「SONAR MUSIC」学園祭TOURは今週末スタートする。10月19日(土)は、 拓殖大学「紅陵祭」、出演は、リーガルリリーとあっこゴリラ。その翌日、10月20日(日)は、常磐大学「ときわ祭」、出演は雨のパレードとCHAI。そして、11月3日(日)、日本大学「砧祭」、出演は、NulbarichとFAITH。MCはあっこゴリラが務める。チケット情報などは、各学園祭のWEBサイトをチェック!

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PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

これからの時代に必要な「編集思考」とは? 読んでおくべき本を紹介

2019年10月17日

J-WAVEで放送中の番組『FUTURISM』(ナビゲーター:小川和也・南沢奈央)。10月13日(日)のオンエアでは、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」取締役・佐々木紀彦をゲストに迎え、新しい価値を生み出すために必要な「編集思考」をテーマに語った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月20日28時59分まで)


■時代は編集者的な思考を求めている

佐々木が在籍するソーシャル経済メディア「NewsPicks」は、イベント開催や書籍出版、映像制作なども行い、さまざまな媒体を縦横無尽につなげる役割を担っている。

佐々木:編集者は今、時代が求めている存在ではないかと思っています。昔は「本を作る人」というイメージがあったと思うんですけど、それよりも「編集」という技能、テクニック、生き方自体が(時代に)とても合ってきている。なぜなら現代は、例えば"Amazonが本屋までやる"など、いろいろな分野が溶け合っているからです。いろんなものをつまんでつなげる、編集者的な思考が必要になってきているという意味で、時代が求めていると感じます。

一方で大企業には、いまだに縦割りの考え方がある。面白いことがたくさんあるのに実現できないという状況を壊して新しくつなげるのも、編集思考だ。佐々木には、そうした社会をイノベーションしていきたいという思いがある。

佐々木:私自身が小さい頃から、いろいろな分野をつまみ食いし、つなげていくのが好きでした。ひとつのことをずっとやると飽きてしまうんです。世の中にはそういう飽きっぽい人ってけっこういると思う。でも日本は、いい意味でも悪い意味でも職人文化が強いので、ひとつのことをきっちりやる人が尊敬されやすい。そういう方は私も大好きですが、それと同様に、いろんなことをつまみ食いし、うまくつなげられるタイプへの評価が高まると、社会自体がもっと面白くなるのではないかと思います。


■古いもの、普遍的なものを学ぶ大切さ

編集思考は、どうすれば身につくのか。佐々木によると、勘やセンスも大事だが、いくつかの法則もある。

佐々木:第一ステップで大事なのが「選ぶ」。今、よく思うのが、みんな新しいものに飛びつきではないか、ということ。悪いことではありませんが、「新しいものと普遍的なものの両方をつなげるんだ」と意識するだけで、どんなビジネスでもうまくいきやすいと思います。たとえば京都も今、古い歴史や文化があるところに新しいカルチャーやテクノロジーを入れていくことで盛り上がっています。新しい情報を得るだけではなくて歴史を学ぶと、すごく活きてきます。

次に大事な要素は「プロモート/届ける」だ。これは、SNSや手紙など、届け方がポイントになる。

佐々木:いろいろなメディアをミックスして、どの順序でやっていくか。みんな順序を考えずに全部やっちゃったりするんですけど、最初にちょっと火をつけて、これをどう燃やしていくかとか、そうしたタイムラインの設計が重要。もうひとつ、何より大事なのが方法論よりも根底にある思想(ソート)。サービスの根底にはどのような思想があるかということを深く考えていくと、より人に伝わりやすくなり、長くもつようになるということなんです。

また、佐々木は「ライフスタイルにまで溶け込んだ思想が大事」だと話す。

小川:そのためにも歴史や哲学など、一見ビジネスとは関係ないことをしっかりと学ぶと、のちのち効いてくるというか、深いところを学んでほしいと思います。


■編集思考を身につけるために、おすすめの"種本"

編集思考を磨くためには、読書が重要だ。

佐々木:自分の中のネタを増やすためにも、先ほど申し上げた「古いもの」というところで、古典などを読みましょう。たとえばコンテンツ業界で言うと、どうしたら人の心を揺さぶるストーリーが作れるかというのは、アリストテレスが書いた『詩学』にほとんど書いてあるんです。新しい本を読んでもあまり変わっていないから、"種本"を読んでしまうのがいちばん効率がいいです。
小川:種本。いいキーワードをいただきました。たしかに人間って考え方や脳の構造がガラリと変わっているわけじゃないから、僕もけっこう古いほうに立ち返ったほうが気づきがあることのほうが多いです。
佐々木:そうなんです。そして一生、活かせます。自然科学やテクノロジーは日進月歩なので、新しい本をバンバン読んでいけばいいんですけど、人文科学や社会科学となると、人間は過去からほとんど変わっていないので、種本を読んだほうがいいですよね。

佐々木おすすめの種本は......。

佐々木:先ほど言った『詩学』の他には、福沢諭吉『文明論之概略』。日本という国の構造や歴史がわかりやすく書かれていて面白いです。経営という点だと、ソニーの創業者・盛田昭夫さんと、東宝などを作った小林一三さん。小林さんは怪物級のイノベーターで、阪急電鉄を作ったあと、そこに宝塚劇場を作り、合間に住宅を作り、駅前にターミナル百貨店を作った。鉄道を契機に、日本のライフスタイルまで設計した人物なんです。こういう人が生まれてくると、日本の経済や社会はもっと面白くなるだろうと思います。

佐々木は10月4日に著書『異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考』(NewsPicksパブリッシング)を発売したばかりだ。同書には、佐々木の17年の編集生活のノウハウが詰まっている。編集思考について詳しく知りたい方は、ぜひとも読んでみてほしい。

『FUTURISM』では、「未来を創る鍵を探る」をテーマに、各分野で活躍するゲストを毎回迎えてお送りしている。時間は21時から。お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『FUTURISM』
放送日時:毎週日曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/futurism/

葉加瀬太郎、人生が180度変わった経験「クラシック以外は音楽に聴こえてこなかった」けど…

2019年10月17日

J-WAVEの番組『DIALOGUE RADIO-in the Dark-』(ナビゲーター:志村季世恵/板井麻衣子)。この番組は、暗闇のソーシャルエンターテイメント『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』を主催するバースセラピストの志村季世恵が、暗闇のバーに毎回ゲストを迎え、一切、光のない空間で語り合う。

10月13日(日)のオンエアでは、バイオリニストの葉加瀬太郎をゲストに迎え、暗闇の空間で感じたことやポピュラー音楽との意外な出会い、夢中になることの大切さなどを語った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月20日28時59分まで)


■音楽家は目を閉じている時間が長い?

暗闇のバーに迎え入れられた葉加瀬は、その感覚をこう表現する。

葉加瀬:目を閉じたり開けたりしているんだけど、その違いが面白いなと思って。目を開けると、目の前の5メートルくらい先に、すごく素敵な黒いジョーゼットがかかっているように見えます。ベルベットのような。
志村:ちょっと厚みのあるような。
葉加瀬:そうね。でも目を閉じるとそれがなくなる。音楽をやっていると目を閉じて集中したいと思うときが多いので、わりと音楽家は人生の中で目を閉じている時間が長いと思いますよ。本番中とか演奏が始まったらほとんど目を閉じます。そのほうが集中できるので。


■音楽家の使命は、音楽を自分でチョイスして紹介すること

幼い頃からバイオリンを弾き続け、音楽漬けの日々を過ごしていた葉加瀬だが、大学で上京してからポピュラー音楽に目覚め、そこから人生が180度変わったと振り返る。

志村:どう変わったんですか?
葉加瀬:それまではクラシック以外は音楽に聴こえてなかったんです。小学校のときからクラシック音楽が好きで、レコードを買い漁り、コンサートに行っては自分でバイオリンを弾いている子だったので。でも、東京の大学でパンクロックに心惹かれて、ちゃんとザ・ビートルズも聴いたことがなかった18歳の僕が、ポピュラー音楽を勉強しました。そこからは音楽が広がりました。

それまでは、たとえテレビで松田聖子が歌っていたとしても、それは音楽として聴こえていなかったという。

葉加瀬:同じようにザ・ビートルズのレコードがどこかで流れたとしても、音楽っぽく思わなかったんですよ。自分としてはチャイコフスキー、ベートーベン、ブラームスが好きだったので、歌謡曲とかポピュラー音楽はわからなかった。

その音楽遍歴があったからこそ、葉加瀬の音楽は、あまりクラシックに馴染みのない人とクラシックの架け橋になっていると志村は言う。

葉加瀬:クラシックと言ってもいろんな音楽があるから、その全てが好きってわけでもないんです。でも僕が好きな、200年前に書かれたとても上質な音楽のよさを伝えてあげたいと思っても(なかなか難しい)。「ブラームスのシンフォニーを聴いてみて」と言っても、40分もの曲を聴くのは疲れますよね。しかも、この曲はとっても暗いし重い。その分、彼の手紙の内容がたくさんこもっているからね。そういう曲を聴く機会を与えてあげたいと思ったら、僕が1度咀嚼して「こんなものなんですよ」って説明するのもいいし、「こういうふうな曲なんだよ」って簡単にわかるように演奏してあげるというのも、ひとつの方法かなと思います。

歌舞伎やオペラなど、伝統芸能的に残っているものは、すぐに理解しようとしても難しく、いろいろな情報が入ることで、初めてそれが面白いと感じることができると葉加瀬は続ける。

葉加瀬:たまたま僕は小さいときからそういうものばかり聴いてきたから、そういうものの楽しみ方は、ちょっと知っているはずだから、それは紹介したいなと思う。音楽家の使命のひとつは、いい音楽を自分でチョイスして、音楽をやっていない人にちゃんと紹介してあげることだと思っているんです。芸術は、キュレートすることがすごく大切ですよね。


■誰にも負けないぐらいの「好き」があると人生は楽しい

葉加瀬は「何でもいいから、ひとつでも夢中になれるものがあることが、人生にとってものすごく大切」と語る。

葉加瀬:僕の場合はバイオリンを弾いてることだったり曲を書くことだったりしただけで、これは人によって違うわけ。その人によって違うことが、この世の中の素晴らしさなんだよね。
志村:ほんとですね。
葉加瀬:「誰にも負けない」のではなくて「誰にも負けないぐらいこれが好き」というものがあると、人生って楽しいですよ。だって、何もいらないんだもん。僕は音楽を始めたらなにもいらないから、別にご飯も食べなくていい。本当にお腹が空いたら食べるよ。でも、それまでは極力いま夢中になってることを続けたいんですよね。そういうものがあると人生はとてもいいんです。
志村:夢中になると時間が進むのが早いですからね。
葉加瀬:それはこの暗闇の空間と似ています。集中できる。その世界に入ったときが面白いです。

葉加瀬は暗闇のバーに入る前に一瞬不安になったと明かし、その感覚がスキューバダイビングに似ていると感じていた。

葉加瀬:僕はスキューバダイビングが好きで何度もやっています。ところが毎回エントリーするたびに怖いんですよ。海に潜ってから心がすっと落ち着いたあと、夢が始まるんですよ。海の中は宇宙だからとても美しいんです。いつもと違う空間に入っていくので、その前に人は緊張して不安を感じるんですね。だから今日この部屋に入った瞬間にそれがあったんです。でも、すっと心が解き放たれる瞬間があるわけ。

この感覚はステージに立つ前の心境とも似ているという。

葉加瀬:僕は30年くらい年間100本ほどのコンサートをやっているけど、いまだにステージに上るときは不安で怖くて帰りたくなるんですよ。それは、それまでにいたところと全く違うところだから。何千人の目が僕を見る、耳が僕の音を聞く。それは普段とは違うんですね。そこに1歩入るときっていうのは、この暗闇の部屋に入るときと一緒、海の中に入るときと一緒で、怖いんですよ。ところが入ったあとは心地いいですね。

志村との対話をとおして、暗闇の心地よさを感じる葉加瀬だった。みなさんも、光のない空間で過ごすことで、新たな感覚が見つかるかもしれない。

葉加瀬が影響を受けてきたクラシックや愛してきた楽曲のカバーを全12曲新録した最新作『Dal Segno 〜Story of My Life』も、ぜひ手に取ってほしい。また、葉加瀬がナビゲーターを務める番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(毎週土曜日19:00-19:54)も要チェック!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月20日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『DIALOGUE RADIO-in the Dark-』
放送日時:毎月第2日曜日25時-26時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/dialogue/

ポルカドットスティングレイ、バンド活動で印象的だったこと

2019年10月17日

J-WAVEで放送中の番組『SPARK』(火曜ナビゲーター:雫<ポルカドットスティングレイ>)。10月15日(火)のオンエアでは、メンバー全員がスタジオに勢揃い! 雫と、エジマハルシ(Gt.)、ウエムラユウキ(Ba.)、ミツヤスカズマ(Dr.)が、バンド活動を通じて印象的だったことを語った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月22日28時59分まで)


今まで活動してきて一番印象に残っていること

リスナーから、「ポルカドットスティングレイとして活動してきて、今までで一番印象に残っていることって何ですか?」という質問が届いた。雫が語ったのは、武道館公演での出来事だ。

:私はこないだの武道館公演で、ザコシさん(ハリウッドザコシショウ)のMCが押してて。そのあとに1番大事な『ハイパークラクション』リリースの告知を残してたから、MCが終わった時点で、「残り40秒です」って言われて、あれは本当に焦った(笑)。

エジマが印象的だったのは、Charとのセッション。

エジマ:個人的にセッションをする機会はあったけど、人前でちゃんとやるのは初めて。その場でどうなるかわからないみたいな楽しさもあったりしつつ、面白かったですね。


初ライブで起きた事件とは...

ウエムラ、ミツヤスは、グループ結成後初めてのライブで起きた事件が一番印象的だと語った。

ウエムラ:初めてのライブで、前のギター担当の人がインフルエンザで来ないっていう(笑)。ギターロックバンドが3人でライブをやるっていうのに。
:『夜明けのオレンジ』(1stシングル)を演奏するときに、リードギターがいないという事件が起こって。
ウエムラ:誰もテーマを弾かんっていう。
ミツヤス:逆にだからこそ、ここまで頑張れたのかもしれない。僕は、別のバンドを一緒にやってた時期に大きな事故があって。鎖骨を折った状態でそのライブに参加してたんだよね。
:だから1人インフルエンザで休んで、1人鎖骨折っとった(笑)。


オンエアでは他にも、新アルバム『ハイパークラクション』のボーナス・トラックを紹介。ぜひradikoでチェックしてほしい。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月22日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 25時-26時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/spark/

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