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世界で最も飲まれている紅茶「アッサムティー」 誕生に関わった3人の物語とは?

2019年10月31日

画像素材:PIXTA

J-WAVEで放送中の番組『MAKE MY DAY』(ナビゲーター:前田智子)のワンコーナー「Sansan MEET THE INNOVATION!」。10月20日(日)のオンエアでは、アッサムティーが誕生した背景を紹介した。

今や紅茶と言えばインド原産のものが主流だが、この背景にアッサムティーが深く関わっている。アッサムティーは、世界で最も飲まれていると言われている紅茶だ。


■中国産の紅茶に変わる茶葉としてイギリスへ

19世紀初頭、イギリスでは紅茶の消費が拡大していた。茶葉のほとんどが中国より輸入されていたが、紅茶の需要拡大に伴って貿易摩擦が起こり、中国以外の輸入先が求められていた。スコットランド出身の冒険家であるロバート・ブルースは、新たな紅茶の輸入先として、当時、実質的にイギリスの植民地となっていたインドに注目した。

インド東部のアッサム州。そこから川を隔てた、当時ビルマ領だった小さな村にジュンポー族という民族がおり、首長はビーサ・ガムという名の男だった。1823年、新しい茶葉を探していたロバート・ブルースはビーサ・ガムを訪ねた。ビーサ・ガムは快く地域原産の茶葉をロバートに渡した。ロバート・ブルースはこのお茶に大いなる可能性を感じた。

しかし、イギリスに帰国後、ロバート・ブルースは病に倒れてしまう。病床で、弟のチャールズ・アレクサンダー・ブルースにビーサ・ガムからもらった茶葉について「中国産の紅茶に変わる茶葉を見つけたんだ」と話した。

1824年、ロバート・ブルースが他界。チャールズ・アレクサンダー・ブルースは兄の意思を継いでビーサ・ガムのもとに赴き、茶樹と茶の種を手に入れて、アッサム州で栽培を開始した。

当時のイギリスでは、紅茶といえば東アジア、特に中国だけで栽培されている作物という考えが主流だった。インドのアッサム州で栽培された紅茶は、中国産に比べてはるかにコクが強く、異なる味と香りを持っていた。紅茶にミルクを入れるイギリス人の飲み方にはインド産のほうが合っていると考えたチャールズ・アレクサンダー・ブルースは、イギリス本国にインド産の茶葉を売り込むことを決意。チャールズ・アレクサンダー・ブルースの監督下で作られたインド産の茶葉は、1838年にロンドンに送られ、翌年、初めてオークションにかけられた。

ロンドンの紅茶の専門家の多くが、新しいインド産の茶葉を高く評価。この茶葉が、インドのアッサム州が産地だったことから「アッサムティー」と名付けられた。その後、イギリスの領地および文化の影響が広がるにつれ、世界中でアッサムティーをはじめとしたインド産の紅茶を飲む習慣が広がっていった。

インド産の茶葉の可能性を信じ、アッサムティーをイギリスに持ち込んだロバート・ブルースとチャールズ・アレクサンダー・ブルース。この兄弟にインド産の茶葉を快く渡したジュンポー族の首長、ビーサ・ガム。3人の出会いによって紅茶のスタンダードとなったアッサムティーは、現在も世界中で愛され続け、インドのアッサム州は世界最大の紅茶の産地となっている。

アッサムティーは、イギリスの植民地であるインドで栽培されていたため、安定供給も可能だった。その結果、イギリスでは上流階級だけではなく、各階級に紅茶文化が広く普及した。日本にも明治時代に伝わり、人気の飲み物となった。

『MAKE MY DAY』のワンコーナー「Sansan MEET THE INNOVATION!」では、世界を変えたイノベーションを生み出した「出会い」のストーリーを紹介している。放送は毎週日曜の8時30分頃から。お楽しみに!

【番組情報】
番組名:『MAKE MY DAY』
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/makemyday/

ドイツのPampa Records主宰者・DJ Koze! フロアでも絶大な人気を誇るディスコチューンとは?

2019年10月31日

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなどなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。

10月9日(水)は、ドイツ・ベルリン在住のライター、PRの宮沢香奈が、おすすめのアーティストを紹介した。


■1つのレーベルが扱う多彩な音楽ジャンル

宮沢は前回同コーナーに出演した際、高速道路の建設によるクラブの立ち退き問題について語った。今回は、1つのレーベルが扱う多彩な音楽ジャンルについて説明した。

宮沢:日本では1つのレーベルが1つのジャンルを扱うことが多く、それがレーベルカラーになっていると思います。ドイツでは、ハウスやテクノレーベルからDJやライブアクトだけでなく、異色のシンガーがリリースをすることがあり、数年前から注目しています。
あっこゴリラ:自由で面白いですね。
宮沢:その代表的なレーベルが、ハンブルクのPampa Recordsになります。ベルリンを拠点にいま絶大な人気を誇っている若手DJの「&ME」などがリリースする傍ら、シンガーソングライターのソフィア・ケネディもリリースしています。
あっこゴリラ:この感覚ってなんですかね? それこそ聴いている側もとらわれてないわけだから、ジャンルに縛られず素直に一緒にやろうってなるんですかね。
宮沢:Pampaに関しては特殊です。主宰がKozeという世界トップのDJなんですけど、自身の楽曲にフォークロックバンドやジャズシンガーなど、さまざまなアーティストを起用してコラボレーションをしています。ダンスミュージックレーベルではありますが、ボーカルトラックが非常に多いレーベルです。
あっこゴリラ:面白いですよね。DJ Kozeさんは、自身が本当に自然体で音楽を楽しんでらっしゃるんだろうなと思います。
宮沢:そうですね。ヒップホップがルーツにあるので、作る楽曲をテクノ、ハウスなど決めていないところがまた魅力です。


■誰にも真似出来ない奇才なセンスと発想

宮沢香奈のおすすめは、前述でも紹介されたPampa Recordsを主宰しているDJ Koze。

宮沢:彼の楽曲はルーツであるヒップホップ要素を取り入れたものも多く、ボーカルやメロディーに重点を置いていてとてもロマンチックです。
あっこゴリラ:そうなんですね。
宮沢:テクノやハウスといえば、フロアを意識したビート重視のダンストラックが多いなか、Kozeはそこにフォーカスせず、自宅やリラックスした環境で聴ける心地よい楽曲を多く制作してます。そのセンスや発想は、他の誰にも真似出来ない奇才たるものだと思います。
あっこゴリラ:でも、ダンスミュージックではあるんですもんね。
宮沢:そうですね! ディープハウスがベースにあります。

【DJ Koze『Pick Up』を聴く】

あっこゴリラ:クラブでかかってたらすごい嬉しいし、朝方にかかってても疲れない! これは踊るだろうな~! 
宮沢:フロアでも絶大な人気です。
あっこゴリラ:ドイツって音が硬めな印象があり、それも良さだと思うんですけど、DJ Kozeのサウンドはその中でもまた浮いてくる感じですね。
宮沢:そうですね。メロディーとボーカルがちゃんとあって、柔らかい音のものが多いですね。今紹介した『Pick Up』は、すでに亡くなっているアメリカのシンガー、メルバ・ムーアの『Pick up, I'll dance』を元ネタにしていてディスコチューンになっていて、好きな曲です。

今回紹介したDJ Kozeをゲストに迎えたイベントが、12月7日(土)に渋谷のcontactで開催予定。DJ Kozeもリリースをしている東京発ヨーロッパ経由のダンスミュージックレーベル、Mule Musiqの15周年を記念して行われるアニバーサリーイベントだ。ベルリンでもなかなかプレイを見ることができない大物なので、貴重な夜になること間違いなしだ。詳しくは公式ホームページをチェックしてほしい。 

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

7分で完成「サバ缶×ほうれんそうカレー」 目の不調対策に…眼科医も実践

2019年10月31日

画像素材:PIXTA

空気が乾燥する冬はドライアイなどの目の渇きによるトラブルが増える時期。肌だけではなく目のうるおいを保つことも大切だ。眼科専門医の平松類さんが、冬の目の健康維持に必要な栄養素と多く含まれる食材と、簡単に作れて目の不調対策になる「ホウレンソウとサバ缶のゴマカレー」レシピを紹介した。

【10月29日(火)『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)の「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」】


■ドライアイの原因は涙の質の悪化

冬に多い目のトラブルといえば「ドライアイ」。その原因は涙の質にあるという。この時期に辛いドライアイ対策のために摂りたい食材についても伺った。

平松:ドライアイは、涙の質が悪くなって起こることが多いんです。涙の質が悪いと目の表面を守ることができません。目を酷使するとまばたきが減って涙が正常に分泌できなくなり、質も悪くなってしまう。また、涙は水と油で出来ていて、質が悪い涙は油が少ないんです。油は温かいと溶ける性質があり、体が冷えて血流が悪いと涙の質も低下します。血流促進に効果的で抗酸化作用があるDHAやEPAを含むブリやサバなどの青背の魚を1日1回摂るのがおすすめですね 。


■冷凍食品や缶詰などで手軽に目に必要な栄養素を

目に効果的なルテインを含む冬の野菜は、ホウレンソウやセリ、ブロッコリーなど。目の不調全般にいいとされるベータカロテンが豊富なのは春菊や水菜。しかし野菜は下処理が面倒と感じる人も多いはず。もっと手軽に栄養素を摂り入れられる食材についても教わった。

平松:たまごやコーンの缶詰にはルテインが豊富に含まれています。また乾燥したサクラエビには、アスタキサンチンという目によい栄養分がたくさん含まれています。DHAやEPAはサバ缶などを使うと摂りやすいですね。ホウレンソウは冷凍食品を利用すると便利です。1日に必要なルテインはだいたい10ミリグラム。ホウレンソウなら手のひらにおさまるほどの2株程度で十分です。

■レンチンで簡単! 目によい食材で作る時短カレー

眼科医の平松さんが週に1回食べても飽きないという、目の不調対策におすすめの時短カレーのレシピを紹介した。カレー粉に含まれるクルクミンは抗酸化作用があり、健康維持にも効果的だという。

〇ホウレンソウとサバ缶のゴマカレー

・1人分の材料 サバ缶 1個 冷凍ホウレンソウ 100グラム
玉ねぎ(スライスする)1/4個 おろしショウガ 一片 練りゴマ 大さじ1
カレー粉 小さじ2 ソース・塩・こしょう 少々 水 3/4カップ 

・作り方
1. ボールに水以外の材料を入れて混ぜる
2. 水を入れてなじませたらレンジに7分かける

目の渇きが気になるこの時期は、室内の湿度を50%ほどに保つのが目のためによいそうだ。毎日の食事でも目の不調によいとされる食材を温かいメニューに取り入れて元気に冬を乗り切っていきたい。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」では、日々の生活をポジティブにする「健康」と「美」のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。お楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tmr 

ハーバリウムを手作り体験! 麻布十番「Floral Design Ishizono」にて

2019年10月31日

J-WAVEで放送中の番組『MAKE MY DAY』(ナビゲーター:前田智子)のワンコーナー「THERMOS HERE WE GO」。10月27日(日)のオンエアでは、前田が麻布十番のマンションの中にある「Floral Design Ishizono」で体験したハーバリウム作りを紹介した。


■自分でハーバリウムが作れる「Floral Design Ishizono」

「Floral Design Ishizono」は、スワッグ、リース、トピアリーなどのワークショップを定期的に開催している。今回、前田が挑戦したのはハーバリウム作り。ハーバリウムとは、茎や花びらなど、花が本来持つ良さがオイルに漬け込まれた植物標本だ。

『MAKE MY DAY』(ナビゲーター:前田智子)

インテリアとしてはもちろん、最近は、病院のお見舞いに持って行くアイテムとしても注目されているとか。生の花を持ち込むことを禁止している病院もあるので、退院後も持ち帰って楽しめるハーバリウムは人気なのだそうだ。

「Floral Design Ishizono」のハーバリウム作りでは、一般的なドライフラワーを始めとして、乾燥剤を使って作るドライボタニカルを使用する。花畑を持っているので、摘まれたばかりの花を1時間以内に鮮度の高い状態でドライにしていて、そうすると新鮮な色や風合いが残るのだという。

『MAKE MY DAY』(ナビゲーター:前田智子)

直径1センチ程の口のボトルに植物を入れていく。短いもの・中くらいのもの・長いものを、3つの工程に分けて入れる。ボトルの下からデザインしないと、底のほうの手直しは後からできないからだ。そして、ミルフィーユのように重ねるイメージで少しずつ花と花が触れているような感じで差していく。オイルを入れると花が浮いてくるため、浮かないように重ねるイメージで作るときれいに仕上がる。


■オイルで濡れて花の色も変化

今回は、旬な千日紅やトルコキキョウ、ダリアなどのドライになりたてのものを用意。ドライフラワーにも旬があり、花選びも楽しめるという。ドライフラワーの作り方も、その時期の湿気などで少しづつ変わるのだそうだ。

前田は、紫色が鮮やかな千日紅、薄い藤色のあじさいのガク、白と緑が可愛らしいハツユキソウ、フランネルフラワーの茎、プリザーブドのかすみ草などを瓶詰めした。これらの植物をボトルの小さな口から詰め込むのは、かなり繊細な作業になる。竹串で植物の配置を調整し、ボトルの口のギリギリまでオイルを注ぐ。

『MAKE MY DAY』(ナビゲーター:前田智子)

前田は「かすみ草の緑も効いているけど、オイルが入った途端に白いと思っていたフランネルフラワーの茎が霞んだ緑色になって、産毛もオイルで濡れてそもそもの色が出てきました」と、ハーバリウムのきれいな出来栄えに満足していた。


■ハーバリウムを生活の潤いに

「Floral Design Ishizono」の北薗明美さんは、「お花が何もないところはすごく殺風景だし、生活に必要なものしかないのは何となく心が疲れて無機質になります。そこにきれいな色の花があると癒やされるというのは、お花の持つエネルギーだと思います。お祝いにもらった花を見て『あのときこんなだったよね』と、もう一度感動を感じられるのも花の持つ素晴らしさです」と語った。

「Floral Design Ishizono」を訪れる人たちは、口々に「"自分時間"を楽しみたい」と話すという。仕事のない日に夢中になれるものを作って、家に持ち帰って飾って楽しむ、そんな生活に花はぴったりなのだそうだ。ハーバリウム作り以外にも、様々なワークショップを開催しているので、公式ページ(https://ishizono.com)をチェック!

J-WAVE『MAKE MY DAY』のワンコーナー「THERMOS HERE WE GO」では、ココロとカラダをリフレッシュさせてくれるような、番組一押しのアクティビティ、イベントを紹介している。時間は8時10分から。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月3日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『MAKE MY DAY』
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/makemyday/

おもしろい海外文学がわかる! 『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK』が発売

2019年10月31日

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。10月24日(木)のオンエアでは、翻訳家・金原瑞人さんがゲストで登場。著書である『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK』について語った。


■おすすめの翻訳小説を紹介するフリーブックレット『BOOKMARK』

金原さんは、おすすめの翻訳小説を紹介するフリーブックレット『BOOKMARK』を制作している。書籍の翻訳家自らが紹介するという、特別な内容となっている。

金原:図書館や書店に置いてもらえるといいな、と思って作った冊子です。紹介する海外文学を、僕と三辺律子さんが選びました。その本を「誰に紹介してもらおうか?」となりまして。2人で10冊以上を紹介するのは大変じゃないですか。それで、役者のかたにお願いしたんですけど、みなさん快く引き受けてくださいました。そしてこの形が定着しましたね。スタートした2015年は年に4冊の季刊で出しました。そこから3年間は季刊で出していたんですけど、さすがに疲れてきて(笑)。その次からは、年2回発行です。


■『BOOKMARK』が1冊の本に! エッセイには町田康も

書籍の紹介をする役者・翻訳家とのコンタクトに苦戦した金原さん。大先輩にあたる翻訳者には、メールではなく手紙のやり取りを行っていたという。さまざまな思いが込められた『BOOKMARK』は、『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK』として、1冊の本となって発売されることとなった。



金原:海外文学を多くの人に知ってもらいたいなと思っていて。こういう冊子を作ると、図書館や書店さんでフェアをしてくれたりコーナーを作ってくれたりするんです。そうすると皆さんが注目してくださるし、書店さんの力にもなれます。面白い本がたくさんありますよ。(書籍の)巻頭エッセイは、海外文学を多く読んでいる作家さんにお願いしました。町田康さんにも、素晴らしいエッセイを書いていただきました。

読書の秋。時間を忘れるほど夢中になれる本が、『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK』でみつかるかもしれない。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年10月31日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

日本に「空気の検閲」が忍び寄る…映画『宮本から君へ』はなぜ助成金不交付に?

2019年10月31日

(C)2019「宮本から君へ」製作委員会

文部科学省が所管する日本芸術文化振興会が、映画『宮本から君へ』に内定していた助成金を、出演者の不祥事を理由に不交付としたことがわかった。本作品は麻薬取締法違反で執行猶予付き有罪判決を受けたピエール瀧が出演しており、助成金不交付の理由については「国が薬物使用を容認するようなメッセージを発信することになりかねない」などと説明している。

「あいちトリエンナーレ2019」に続く芸術と助成をめぐる問題。果たして、この対応に問題はなかったのか? 憲法研究者で武蔵野美術大学教授の志田陽子さんと考えた。

【10月28日(月)『JAM THE WORLD』の「UP CLOSE」(ナビゲーター:グローバー/月曜担当ニュースアドバイザー:津田大介)】 (トーク音源は2019年11月4日28時59分まで)

■市民社会の言論環境に萎縮のドミノが起きた

日本芸術文化振興会は、芸術文化の活性化を目指して芸術文化振興基金をさまざまな芸術団体の活動に交付する独立行政法人である。

志田:芸術活動にはさまざまな経費がかかるため、日本芸術文化振興会が支出するのにふさわしい活動を選び助成金として支援しています。このような活動を助成事業と呼んでいます。

特に演劇などの舞台芸術や音楽、映画について助成事業を行い、現在は政府から出資される541億円、民間からの寄付金である146億円を原資とした運用益を使って運営しているという。映画『宮本から君へ』は、その助成金の交付を内定していたにもかかわらず、突然交付が取り消されてしまった。この件について、志田さんは「一番よくない流れが来てしまった」と話し、「芸術、学術、そして広く市民社会の言論環境に萎縮のドミノが起きた」と続ける。

志田:自国の歴史や社会の暗い部分に向き合わないと先に進めないことがたくさんあると思いますが、日本はその暗い部分を見ることができない国になりつつあります。これは突然起きたことではなく、慰安婦問題が代表になりますが、最初にジャーナリズム、次に学術研究が影響を受け、その波が芸術表現まで来てしまったなと感じました。そうやって日本社会の根幹部分が精神的に非常に弱くなっています。この問題がわかりやすく顕在化したことに、「来てしまった、この流れを止めないと」という気持ちになりました。


■本来の「公益性」の意味とは?

日本芸術文化振興会は9月27日付けで助成金の交付要綱を改正。第8条の「交付決定及び通知並びに不正等による交付内定の取り消し」の項目に、「公益性の観点から助成金の交付内定が不適当と認められる場合」という条件が追加された。これは「あいちトリエンナーレ2019」の助成金が不交付と決定した翌日に交付されたという。

この交付により志田さんは「ここで使用される"公益性"の意味が非常にあやしくなっている」と話す。

志田:本来、公益性にある「公」は一般市民を意味します。一般市民の福利になるようにいろいろな文化政策をやっていくことが、芸術助成における公益性でした。そのため、役所のイメージダウンになるからというのは公益性とは関係ないことです。しかし、例えば日本国憲法にある「公共の福祉」という言葉も、本来は一般市民のための言葉だが、それが権利を制約するときの正当化の言葉として使われてしまう。その傾向を考えると、この今回の改正に使われた"公益"という言葉が本来の意味で使ってもらえるかが非常にあやしいなと思います。

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■「空気の検閲」が連鎖的に起こっている

映画『宮本から君へ』の助成金不交付の理由が「国が薬物使用を容認するようなメッセージを発信することになりかねない」とあるが、「それは国が主語になっている」と津田が疑問を呈す。

津田:本来は一般市民が主語にならなければいけないですよね。
志田:そうです。だから交付要綱を改正したことで、国は恣意的な運用が可能になる恐れがあると指摘もされていて、それは当たっていると思います。市民に福利を還元するために国や自治体が働くということではない方向にこの内容が使われてしまう可能性があります。

また志田さんは、法律論にはなるが、一度交付を決めた助成金をペナルティーとして不交付にすることで、受け手は大変な不利益になると語った。

志田:不利益を課すときは、「こういう場合には、このような不利益がある」という公正な告知を明確にしなければなりません。それが公正な告知として意味を成さない漠然不明確な言葉でペナルティーの根拠にしてしまうことはあってはいけません。

そして、一度出来上がった信頼関係を取り払うことは、取り払われる側にすると大変な不利益とペナルティーを受けているので、刑法の原則に準ずるくらいの明確なルールで定める必要があると付け加える。

志田:いくらでも後からこじつけられるような言葉で助成を取り消したり、採択したのに不交付をしなかったりすることは、法の原則として認めるべきではありません。
津田:助成金を申請する側はそれを当てにして予算を組み、実際に助成金を交付されるとそれを制作費などに使う。しかし、突然不交付となると(制作が滞ってしまうなど)ハシゴを外されてしまいます。また、「こういう話題を扱うと不交付になるらしい」と広まっていくので、そういう話題に触れるような表現はそもそもやめてしまおうという、内面の自己検閲が広がってしまいますよね。
志田:ある本で「空気の検閲」という言葉があります。津田さんの言う、そういった萎縮がどんどん連鎖的に起きていくことが大変心配です。


■芸術の成熟を目指すことが重要

映画『宮本から君へ』や「あいちトリエンナーレ2019」の助成金の不交付を教訓に、私たちはこれから何をしていかなければならないのか?

志田:戦前の検閲の研究を見ていくと、どんどん自己検閲にハマっていくプロセスが見えてきます。そこに私たちがハマらないように自覚することが大事です。また、芸術家をルールで細かく縛ろうとする今の方向ではなく、「専門的な判断ができる人がここにいるか任せよう」と言えるような成熟の方向を目指すことが大事だと思います。

助成金に対する国の決定が全て正しいと考えるのではなく、そこに潜む危険性を冷静に判断することが必要なのではないだろうか。



映画『宮本から君へ』は、ぴあ(株)が公開初日に映画館で出口調査を実施する「初日満足度ランキング」(9月28日調べ)にて、1位を獲得した。現在、全国の劇場で公開中だ。

J-WAVE『JAM THE WORLD』のコーナー「UP CLOSE」では、社会の問題に切り込む。放送時間は月曜~木曜の20時15分頃から。お聴き逃しなく。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月4日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『JAM THE WORLD』
放送日時:月・火・水・木曜 19時-21時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/ 

『天気の子』ヒロインの声を務めた森 七菜、普段は“高校生っぽいこと”を大切に…

2019年10月31日

J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「RICE FORCE BE YOURSELF」。10月26日(土)のオンエアでは、映画『天気の子』でヒロイン・天野陽菜の声を務めた女優、森 七菜が登場。地元・大分県での過ごし方やスキンケアで心がけていることを話した。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59分まで)


■地元で友だちと過ごす時間が大切

森は現在18歳。3年前に地元・大分県でスカウトされたことを機に芸能活動を開始。今年はドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)に出演し、2020年前期放送のNHK連続テレビ小説『エール』への出演も決まっている。

現在は、大分に住みながら、仕事で東京間を往復する生活を送っている。

:お仕事ももちろん楽しいけど、大分に戻って友だちと高校生っぽいことをするのがすごく好きです。その瞬間は素に戻ってると思うし、そのときの自分がすごく好き。そういう時間を大事にしたいって思っています。卒業したら東京に出てきてしまうので、今はその時間がすごく大切です。

大分に戻ると、花火をしたりカードゲームをしたりして、みんなで遊ぶという。

:最近は、高校3年生ならではの進路の話がすごく多くなってきました。恋バナとか、みんなでいろいろな話をするのが楽しみですね。東京では大人に囲まれる機会がすごく多くなるので、自然ときちんとするようになっている気がします。みなさんに助けてもらいながらやっています。


■お風呂上りにスキンケア

森は最近になってスキンケアを意識しはじめるようになったと明かす。

:お風呂から上がって「歯ブラシ取って」って言おうと思ったら、お母さんが「スキンケアはすぐにしないとダメだから、化粧水するまで待って」っていつも言うんです。だから、お風呂場のすぐそばに化粧水など、すぐに塗るものを置いておいて、お風呂から上がったらすぐにつけるようにしています。それが唯一、一貫して心がけていることですね。女優さんはみんな、化粧水とかをコットンに染み込ませて顔全体に張ってパックみたいにしていて。私は手でパチャパチャってつけて終わっちゃうので、今日は帰りにコットンを買います(笑)。


■映画『最初の晩餐』出演

森が出演する映画『最初の晩餐』が11月1日(金)に公開される。監督と脚本を手掛けるのは、サザンオールスターズのドキュメンタリー映画をはじめとし、コマーシャル、ミュージックビデオなど様々な分野で高く評価される常盤司郎監督。構想7年の渾身の脚本で挑んだ本作が、長編映画デビュー作となる。



<あらすじ>
独立して2年目となるカメラマン、東麟太郎(染谷将太)は、姉の美也子(戸田恵梨香)とともに薄暗い病院の食堂で、麺がのびきったラーメンを食べている。「親父が死んだ......。65歳になる直前の、夏至の日の明け方だった」。久しぶりに故郷に帰ってきた麟太郎は病室で亡き父・日登志(永瀬正敏)と対面し、葬儀の準備をしながら、ありし日の家族を思い出す。通夜の準備が進む実家の縁側で、麟太郎がつまらなそうにタバコを吸っていると、居間では、ちょっとした騒動が起きていた。通夜ぶるまいの弁当を、母・アキコ(斉藤由貴)が勝手にキャンセルしていたのだ。なにもないテーブルを見つめて戸惑う親戚たち。母は自分で作るという。それが父の遺言だ、と。やがて最初の料理が運ばれてくると、通夜の席はまた、ざわつき出した。母が盆で運んできた料理は目玉焼きだった。戸惑いながらも、箸をつける麟太郎。目玉焼きの裏面を摘む。ハムにしてはやけに薄く、カリカリしている。「これ、親父が初めて作ってくれた、料理です」。

思い出の料理が運ばれたことをきっかけに、止まっていた家族の時間がゆっくりと動き出すというストーリーだ。森は、姉・美也子の少女時代を演じる。ぜひ劇場に足を運んでみてほしい。

J-WAVE『RADIO DONUTS』のワンコーナー「RICE FORCE BE YOURSELF」では、輝く人の素顔に迫っている。放送は毎週土曜の8時30分頃から。お聴き逃しなく!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:毎週土曜 8時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts

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