Facebook Twitter LINE

the engy、メジャーデビュー! レコーディング環境も変わり「消しゴムでギターを…」

2019年10月29日

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。10月27日(日)のオンエアでは、the engyのフロントマン・山路洸至(vo,g)が登場。メジャー1stミニ・アルバム『Talking about a Talk』について語った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月3日28時59分まで)


■バンド名の由来は「縁起」

the engyは京都出身のバンド。山路と藤田恭輔(g,cho,key)、濱田周作(b)、境井祐人(ds)の4名からなる。山路と濱田が大学のサークルで知り合い、藤田と境井は行きつけのスタジオの店員だった。4人全員がメガネをかけているのだが、藤田がコンタクトに変えたときファンから批判の声が上がり、それ以来メガネを外せなくなったそうだ。

山路は、幼い頃にピアノを習い、中学のときにギターを弾き始めた。しかし、楽器の練習よりも、ソングライティングや打ち込み、DTMなどが好きだという。the engyというバンド名の由来についても訊いた。

山路:「縁起がいい音楽生活になれば」と思って付けました。お客さんに「the engy!」と言われたら会場の運気が上がっていくという、パワースポット的な感覚です。

実は、山路は小中学生の塾の先生としても働いている。大学では教育を学び、自分が通っていた塾に誘われて現在に至るのだとか。卒業生が親子でライブに駆けつけてくれることもあるそうだ。


■いろいろな「会話」を集めたようなアルバム

the engyは、10月30日(水)にメジャー1stミニ・アルバム『Talking about a Talk』をリリースする。タイトルについては、次のように語った。

山路:これを作るときに、ひとつの作品を通してテーマを持たせたいと思っていて、「色々な会話のカタチが世の中にあるんじゃないか」ということをテーマにしました。例えば、上手くいく会話もあれば、「喋りすぎちゃったな」というときや「また言えなかったな」というときもある。そんないろいろ会話を集めてアルバムにしてみよう、というタイトルです。
クリス:メジャーデビューということで、新たな意識はありますか?
山路:レコーディング環境が今までと変わったので、ゆっくりと曲作りができるようになりました。声ネタを入れたり、消しゴムでギターを弾いてみたり、遊びながら作りました。
クリス:それまでは余裕がなかったんですか?
山路:自分たちでスタジオを押さえたりして、カツカツでした。今回はたっぷり時間を貰えたので、好きにやらせていただきました。

オンエアでは、『Talking about a Talk』から『Sick enough to dance』をお届けした。山路の実体験をもとにして作った曲だそうだ。

山路:歌詞を考えていたときが立て込んでいた時期で寝てなかったんですけど、気がついたらコンビニの焼酎コーナーの前でボーッと焼酎を眺めていたんですよ。連れに「どうした?」と訊かれても「わからへん」みたいな。「でも、とにかく今日は飲むことにするわ」と。今日は寝なきゃいけないのにライブハウスに行くとか、寝なきゃいけないのに飲みに行こう、みたいなことがあるなと思って作りました。
クリス:いわゆる憂さ晴らしですね?
山路:そうですね。


■楽曲はおしゃれだが...ライブは「汗だくだくで熱い感じ」

the engyは、メジャー1stミニ・アルバムのリリースを記念して、東京と大阪で「ONEMAN LIVE『Talking about a Talk』」を開催する。東京公演は、11月25日(月)に渋谷WWWで行われる。音源のオシャレな雰囲気とは違い、ライブは「汗だくだくで熱い感じ」になるそうだ。

最後に山路は、今後の目標について「いい曲をたくさん4人でリリースして、それで得たもので美味しいものを食べること。(安定しないと)親が心配するので......」と等身大の発言をしつつ、「海外も視野に入れて、グラミー賞とかを目指したい。いい曲を作るのは最低ラインで、それをどういう風に届けるかを考えて活動したい」と大きな目標も掲げた。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月3日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SAISON CARD TOKIO HOT 100』
放送日時:毎週日曜 13時-16時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/

「第32回東京国際映画祭」の注目作品は? 選定ディレクターが紹介

2019年10月29日

『猿楽町で会いましょう』

J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「WORLD CONNECTION」。10月27日(日)のオンエアでは、「東京国際映画祭」で作品選定ディレクターを担当する矢田部吉彦さんが登場。11月5日(火)まで開催されている「第32回東京国際映画祭」から注目の作品を紹介した。


■作品選定ディレクターが注目作品を紹介

「第32回東京国際映画祭」期間中は、およそ180本の作品が上映される。オープニング作品として、シリーズ50作目となる『男はつらいよ お帰り 寅さん』が上映された。新たに撮影した映像もあり、過去の名場面集ではなく完全な新作となっている。

矢田部:新しい物語があって、寅さんがビックリするようなカタチで復活します。
玄理:新撮された部分と4Kデジタル修復されたシリーズの映像が紡ぎ合って、新作になってるんですよね。
矢田部:そうなんです。

懐かしいキャストが勢揃いしている点にも注目の本作は、12月27日(金)公開予定だ。

男はつらいよ お帰り 寅さん
その他、矢田部さんオススメの作品を挙げてもらった。

・『ディスコ』(コンペティション)
ディスコ
矢田部:キリスト教のカルトに傾倒してしまうような家族を描いています。主人公の高校生はディスコのダンス大会で優勝するほどの選手なんですが、不調に陥ると家族が宗教への傾倒を深めてしまいます。少し恐ろしい物語ですけど、見た目はとても明るくて生き生きとしている作品なだけに、その先を読もうとすると怖くなってしまうユニークな作品です。
玄理:宗教にはいい面もあるけど、傾倒しすぎることの怖さがありますよね。
矢田部:『ディスコ』は、カルトと正常の境目が見えなくなってくるところが非常にリアルだと思います。

「第32回東京国際映画祭」では『ディスコ』のように、世界の現状を知ることができる作品が多く上映される。

・『アトランティス』(コンペティション)
アトランティス
矢田部:今のロシアとウクライナの関係を描いています。舞台は2025年という非常に近い未来。SFではあるけれど、ロシアとウクライナの戦争が終わった直後という、少しディストピア的な世界を描いています。心が病んだ兵士の魂の回復を描いていて、テーマはヘビーですが映像は圧巻です。「ワンテイクでしか許されないだろう」というようなショットです。現代アートが好きな人や鋭い映像が観たい人にもオススメです。

・『チャクトゥとサルラ』(コンペティション)
チャクトゥとサルラ
玄理:モンゴル映画です。あんなに広大なモンゴルの土地に住んでいるのに、ここから抜け出せないという、広大な土地の感じと閉塞感が対照的だと思いました。
矢田部:草原の暮らしをしている夫婦の物語で、中国の内モンゴルが舞台です。旦那は都会で暮らしたいと思っており、妻は草原に残りたいと思っている夫婦のすれ違いを描いています。モンゴルに都会化の波が押し寄せている社会的な面も見えてきます。広大だけど閉塞感を抱えるような夫の心境もうまく描いています。

・『わたしの叔父さん』(コンペティション)
わたしの叔父さん
矢田部:デンマークの農村地域で小さな酪農を営んでいる叔父さんと姪御さんの話です。年老いて体の自由がきかなくなった叔父さんを、姪御さんが優しく面倒をみています。ふたりの関係を静かに淡々と描いており、その様子を観ているだけで幸せなんですが、姪御さんは自由になりたいという思いもあります。おじさんの面倒もみないといけないなかで、どんな選択をとるのか。本当に胸が締め付けられるような、感動的で美しい作品です。

・『i -新聞記者ドキュメント-』(日本映画スプラッシュ)
i -新聞記者ドキュメント-
矢田部:今年、日本映画の『新聞記者』がヒットしました。ある新聞社の女性の記者をモデルにしたフィクション映画で、そのモデルになった東京新聞社会部記者・望月衣塑子さんに森 達也監督が密着したドキュメンタリーです。彼女が取材をする姿を通じて今の日本が見えてくる。さまざまな障害や壁に当たりながらも、取材を敢行していく望月さんの姿が面白いです。個性の強い新聞記者に監督自身がどのように向き合っていくか、という視点も面白いです。


■日本の女性監督の注目作品

今は、世界中で女性監督の作品を増やそうという動きがある。そこで、「第32回東京国際映画祭」で上映される、日本の女性の監督の作品を2本紹介した。

・『ミセス・ノイズィ』(日本映画スプラッシュ)
ミセス・ノイズィ
矢田部:天野千尋監督の作品です。隣人の音がうるさくてトラブルになってしまう、という作品ですが、途中で話にツイストが非常に効いています。サプライズがいくつもあるほか、SNSなどの現代の問題も切り取っています。
玄理:主演の篠原ゆき子さんは、たまにお会いします。とても真面目な女優さんですよね。

・『タイトル、拒絶』(日本映画スプラッシュ)
タイトル、拒絶
矢田部:山田佳奈監督の作品です。セックスワーカーの人々の偶像劇です。
玄理:セックスワーカーがヒロインのインディーズ映画はこれまでもありましたが、男性監督だったことが多くて、女性が描くセックスワーカーが主人公の話ってどういう感じなんだろうっていうのは楽しみですね。
矢田部:「女性の目線から見るとこういうことだよな」と、私自身にも刺さる場面がありました。監督は演劇畑の出身で演出が非常にこなれている上、映画的な魅力もしっかり引き出しており、新人監督としては驚くようなクオリティです。

最後に、矢田部さんに「海外に紹介したい日本の作品」を挙げてもらった。

・『猿楽町で会いましょう』(日本映画スプラッシュ)
猿楽町で会いましょう
矢田部:若いふたりのオーソドックスな青春物語ですが、新しい日本のフレッシュな男女を描いています。ふたりの若手の俳優の魅力が非常に溢れているので、今後の日本のスター俳優を海外の皆さんにも発見してもらいたいと思っています。
玄理:読者モデルとフォトグラファーという設定も今っぽいですね!

【関連記事】金子大地×石川瑠華は「みずみずしく、自由で美しい」 映画『猿楽町で会いましょう』舞台挨拶をレポート

「第32回東京国際映画祭」では、コンペティション部門の審査委員長としてチャン・ツィイーも来日。話題の映画祭を、ぜひチェックしてみてほしい。

【「第32回東京国際映画祭」公式ホームページ】

J-WAVE『ACROSS THE SKY』は"世界と繋がるラジオ"をコンセプトに掲げている。今回、紹介したワンコーナー「WORLD CONNECTION」では、様々な国の最新カルチャーの今をお届けしている。ぜひチェックしてみてほしい。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:毎週日曜 9時-12時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/

佐藤竹善、カバー曲を歌う上で意識していることは?

2019年10月29日

J-WAVEの番組『VOLVO CROSSING LOUNGE』(ナビゲーター:アン ミカ)。素敵なゲストとの会話を通じて、より豊かなウィークエンドを過ごすためのヒントを探していくプログラム。10月25日(金)のオンエアでは、ゲストにSing Like Talkingの佐藤竹善が登場。出身地の青森やミニアルバム『Don't Stop Me Now ~Cornerstones EP~』を語った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月1日28時59分まで)

【前回の記事】サザンやレミオロメンなど... 佐藤竹善のゴルフ仲間がすごい!


■青森県出身! おすすめ東北グルメは

青森県出身の佐藤に、地元でおすすめの料理を訊くと「意外と東北のグルメは関東や関西で知られていないものが多い。特に青森はホタテやクリガニという毛ガニよりひと回り小さいカニが有名。昔は安かったけど、今は貴重で高級な食材。甲羅の中の身がクリのような香りと食感でおいしい。地元で消費されるので関東ではほとんど食べられない」と語った。

ちなみに佐藤は、食べるとすぐ太る体質で「昔はよく食べたので最高93キロまでいったことがありました。デビューする前、大学生くらいですかね」と話した。今でも食べることが好きなため、さまざまなダイエットを試してきたそうだ。

佐藤:リバウンドの歴史で、僕はこの五十何年で250キロくらいダイエットしたと思います。それで、49歳のときにウォーキングをはじめたんです。1時間半くらい毎日歩くんですけど、年齢的にドカ食いしなくなったのと相乗効果でメキメキと締まってきました。枝豆ダイエットとか冷奴ダイエットとか、いろいろと試しましたけど、けっきょくウォーキングが一番だと思います。


■カバーを歌うときは「曲のよさ、メロディのよさに集中していくだけ」

佐藤は、10月23日(水)にミニアルバム『Don't Stop Me Now ~Cornerstones EP~』をリリース。佐藤による人気カバーシリーズ「Cornerstones」のEPだ。今作では、クイーンやスティーヴィー・ワンダーのカバー、オリジナル新曲を含む全5曲が収録される。

アン ミカ:数々のカバーソングを歌ってこられたと思いますけど、他の人のヒット曲を自分の歌として歌うということは、どうしてもオリジナルのイメージが頭にこびりついてますよね。それを払拭するというか「竹善流のカバーもいいね」と言われるために、どんなテクニックやコツが必要なんでしょうか?
佐藤:まず、その曲を大好きじゃないとだめですよね。あとは曲のよさ、メロディのよさに集中していくだけ。自分が積み重ねてきたもの以上のものは出ないので、素直に引き継いでいくこと。あと、「スティーヴィー・ワンダーはすごすぎて聴けなくても、僕の歌を聴いてスティーヴィー・ワンダーを好きになる」とか。自分もいろいろな人の曲を聴いて、その人がオリジナルだと思っていたら実はカバーだったとか、たくさんあるんですよね。

佐藤は、原曲の魅力を伝えながら、聴く人がオリジナルやルーツになったアーティストを知るきっかけになってほしいと語る。

アン ミカ:今は映画でクイーンの『Don't Stop Me Now』をみなさんも知ってますけど、オーケストラで、ジャジーで抑揚がある竹善さんの軽やかなメロディで聴くと、また違う『Don't Stop Me Now』で、これも大好き。「ドライブのときにはこっちが聴きたいな」とか、ありますよね。
佐藤:声質とか好みもあるし、そのときどきの年齢の機微があるので、選択肢のなかのひとつに僕が入っていれば。僕からオリジナルのクイーンにたどり着いたり、クインシー・ジョーンズ、スティーヴィー・ワンダー、その先のサッチモ(ルイ・アームストロング)、カウント・ベイシー、ジェームス・ブラウンとか、線でつながっているなかの一点であれば、シンガーとしてこんなに素晴らしいことはないと思うんですよね。そのために、できるだけいいものを提供するということが大前提になりますね。
アン ミカ:私が聴いて感じるのは、佐藤さんがワクワクしながら歌ってるということ。その喜びがサウンドと声で伝わってきます。
佐藤:けっこう偉そうなことを言ってきましたけど、基本的に気分はカラオケで歌っているときと同じですからね(笑)。

洋楽アーティストたちのオリジナル曲を聴いたことがある方もない方も、佐藤のミニアルバム『Don't Stop Me Now ~Cornerstones EP~』を一度聴いてみてほしい。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月1日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『VOLVO CROSSING LOUNGE』
放送日時:毎週金曜 23時30分-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/crossinglounge/

フィッシュマンズの魅力は「チープさ」だった? 映像ディレクター・川村ケンスケ×Polaris・オオヤユウスケが語る

2019年10月29日

J-WAVEで放送中の番組『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』(ナビゲーター:グローバー)。10月26日(土)のオンエアでは、フィッシュマンズを特集。映像ディレクター・川村ケンスケとPolarisのオオヤユウスケをゲストに迎えて、フィッシュマンズについて熱い音楽談義を展開した。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59まで)


■最大の魅力はチープなところ?

フィッシュマンズが音楽シーンに与えた影響として、一体どんなことが挙げられるのだろうか。川村は、"音響系"と呼ばれるバンドに影響を及ぼしていると話す。

川村:フィッシュマンズのダブっぽいところとか、音を後で処理して作るところとか、ライブですらそういうことをする人は多くなりました。ただ、フィッシュマンズの最大の魅力はチープなところだと思っているので、その要素を引き継いでいる人があまりいないのはちょっと残念かな。ある種、音楽の重要な要素である「軽いな」「いい加減でデタラメだな」っていうことをやっている人がいない気がします。

オオヤは、川村の言葉に同調しつつ、こう述べた。

オオヤ:高校生のときに初めてフィッシュマンズのライブを観たときの感覚って、チープなんですよね。ベースとドラムの演奏は当時からずば抜けて上手かったけど、そういうところじゃなくて「いいのか悪いのかよくわからない音楽」みたいな良さがありました。


■映像のイメージが浮かびにくい

オンエアでは、これまで数々のミュージックビデオを制作してきた川村が厳選した「聴いていると映像が浮かんでくるフィッシュマンズ曲」TOP3を紹介した。

3位:『忘れちゃうひととき』

川村:「このミュージックビデオを作れ」と言われたらとても困るんです。だから、もし作るとしたらライブ演奏シーンになるのかなと思います。全く映像のイメージがないんです。
グローバー:今回のセレクトは「聴いていると映像が浮かんでくるフィッシュマンズ曲」なんですが(笑)。
川村:間違えました(笑)。簡単に言うとスネアドラムの音が大好きなんですけど、「こんなミックスあり得るのかな?」って感じなんですよ。
オオヤ:このアルバム(『ORANGE』)は、そうですよね。当時、「変な音だな」って聴いたときに思いました。
川村:それをどうやって映像化するかって話で悩んじゃうんですよね。
オオヤ:「聴いていると映像が浮かばないフィッシュマンズ曲」ですね(笑)。

2位:『Go Go Round This World!』

川村:この曲で佐藤(伸治)くんの歌う「ラララ〜」が刺さりまくっているんですよ。それを聴きたいだけなんだよね。それをどうやって映像化するかって話ですよ(笑)。
グローバー:また映像が浮かんでないじゃん(笑)。
オオヤ:真逆じゃないですか!

1位:『Just Thing』

川村:ここで僕が紹介するのは、ライブアルバム『8月の現状』に収録されているリミックスのやつ。僕はこの『Just Thing』のビデオを作ったんです。これは浮かんでくるというよりは、作っちゃったんです。

川村は「安っぽいバンドにしたい」という想いでフィッシュマンズの映像を作ったという。

川村:小さいクラブみたいなところで演奏をしてるシーンにしようと思ったんです。その中にいろんなエフェクトを入れて、日比谷野音の映像も入れて、ちょっとトリップするような映像を入れて構成しようと。だから、ライブを再構成している感じですね。
グローバー:よかった。やっと最後に映像が浮かぶ曲が出てきましたね。
オオヤ:結局、何のセレクトだったんですか?
川村:「好きな曲」です!


■フィッシュマンズは「ゼロであること」を表現しようとしていた?

改めて、オオヤと川村のふたりがフィッシュマンズから受けた影響とは何なのだろうか?

オオヤ:今改めて、佐藤さんの歌い手としての魅力に惹かれています。Polarisを再結成してからよりそう感じて、僕自身が解き放たれたのか、ソロのライブでフィッシュマンズの曲を歌ったりし始めたんです。みんなのフィッシュマンズになってきた気がして、そういう風に聴くと「いい曲がいっぱいあるな」と、最近は違う視点で聴いたりもしていますね。

一方の川村は、こう話した。

川村:僕の仕事上、必ず映像として映さなきゃいけないものがあるんです。映さなきゃいけないという宿命的な仕事だけど、佐藤くんには「写ってなくていいじゃん」っていうことを教えてもらいました。つまり、ドラムの音がするからドラムの映像が必要なのか、「この歌詞だからこういうビデオにしなきゃいけない」とか。そういう、音からインスピレーションを受けるポイントみたいなものを全て無視しちゃうこと。

川村は「フィッシュマンズの音楽自体が果たして何かを表現しようとしていたのか」と考えると、「もしかしたら実は何も言おうとしてないんじゃないか」と思ったこともあるそうだ。

川村:フィッシュマンズは「ゼロであること」を表現しようとしてたんじゃないか、と思ったときがありました。じゃあ「ゼロである映像って何だろう?」「撮らないことってあり得るのか?」「自分の意思が入らない映像ってあるのか?」、そういうことに踏み込むきっかけを作ってくれた音楽だなと思います。

J-WAVE『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』では、ゲストを迎え、1組の「レジェンド・ミュージシャン」をテーマに音楽談義を繰り広げている。放送時間は土曜の17分頃から。ぜひチェックしてほしい。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』
放送日時:毎週土曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/

「ビートたけしのいちばんの凄さ」は? ダンカンが語る

2019年10月29日

J-WAVEで放送中の番組『TRUME TIME AND TIDE』(ナビゲーター:市川紗椰)。10月26日(土)のオンエアでは、タレント・俳優・放送作家・脚本家と幅広く活躍するダンカンが登場。たけし軍団に加わった経緯などについて話した。


【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59分まで)

■もともとは立川談志の弟子だった

ダンカンはたけし軍団としての印象が強いかもしれないが、もともと落語家・立川談志に弟子入りしていた。しかし、「落語家を目指していたのか?」という問いには首を捻り、「もっと面白いことができるんじゃないかなと思っていた」と答える。

ダンカン:落語っていうのは、自分で演じて、全てひとりでやるわけじゃないですか。映画監督みたいなもんですよね。だから、そういうところに魅力は感じていたんでしょうけどね。

自らを「ダメ弟子だった」と振り返るダンカンは、それを象徴するエピソードを明かした。ある日、「庭の草むしりをしろ」と言われたダンカンが、「わかりました。どのくらい?」と談志に訊くと、「大きな幹の桜以外は全部ないぐらいにキレイにしろ」と言われたとか。

ダンカン:植木って、膝や腰ぐらいまでの小さな松とかもあるじゃないですか。「じゃあ、それも抜いてやろう!」と思って全部抜きましたよ。
市川:(笑)。
ダンカン:更地! 家が建つんじゃないかぐらい。大きいのは何本かありましたけど。「草むしりしました!」って言うと、「テメェ、この野郎!」ってめちゃくちゃ怒って。「どうにかしろ!」って言うんで、本当に申し訳ございませんけど、周辺の畑でちゃんと育てていた植木を、夕暮れになるのを待って、すごくいい枝ぶりの木を引っこ抜いてきたんです。公衆電話で師匠に「草むしりのことを許してもらおうと思って、素晴らしい植木を集めてみました」って言うと、「どうしたの?」言うから、「引っこ抜いて、今持ってるんです」って。「また怒るかなぁ」と思ったら、「でかした!」と言われて持って帰りました(笑)。

その他にも、談志がいないところでタバコを吸う、贈り物のイクラを勝手に食べる、などの行為を繰り返していたというダンカンだが、そこからたけし軍団に加わるには、どんな経緯があったのだろうか。

ダンカン:あまりにもいい加減だったもんだから、本当だったらクビなんだけど、「おまえは変わってるし面白いなぁ。誰か好きなお笑い芸人はいないのか?」って言われたんです。「何を仰るんですか! 私は立川談志以外に師匠と思うような者はこの世界にいません!」ぐらいに言ったら、「そうかそうか」と嬉しそうにしてたんだけど、「例えばでいいから誰かいないか?」と言われたので、「じゃあ、たけしさんのところかな」って言いました(笑)。

すると、「話はつけてあるから」とお酒を渡されたというダンカン。「俺のお酒を持って行けば、向こうも引き受けないわけにはいかないからよ。行ってこい」と談志に言われ、ビートたけしに会いに行ったそうだ。

ダンカン:会いに行ったら、「師匠に言われたんじゃしかたがないからよ。おまえいろよ」ってさ。
市川:へー! もうその日からですか?
ダンカン:その日から。うん。


■ビートたけしの凄さとは?

当時は、芸人になるために師匠に弟子入りするのがスタンダードな方法だったが、今はスクールに入るのが定番となっている。市川は、この現状についてどう思うか訊いた。

ダンカン:どっちがいいかって言うと、今は学校を出たほうがいいと思う。なぜかって言うと、結果論だけど、今まで有名な師匠がいたけど、その下でお弟子さんが師匠を超えたとか、お弟子さんがみんな食えた、なんて歴史は本当に稀でね。だから、そういう意味でたけしさんはすごい!

ダンカンはある人からも、「ビートたけしのいちばんの凄さは、これだけの芸人を1人前にして食べていけるようにしたことだ」と言われたことがあるそうだ。


■「コンプライアンスの枠を出ずに面白いものを生み出す人は必ずいる」

コンプライアンスが厳しくなってきた現在のお笑い業界を、ダンカンはどう見ているのだろうか。

ダンカン:厳しいというか、自らで自主規制しているっていう。
市川:そうですね。自粛が多いんですよね。
ダンカン:そうなるとね、もしかするとお笑いはできないかもしれないんですよ。お笑いはどういうところから始まったかと言うと、ステッキを持った山高帽のダブルのスーツを着たような紳士、社会的にも地位があるような方が、歩いていてバナナの皮で滑ったのを見て笑うという。言葉は悪いですけど、「差別」から始まっているわけですよね。その原点を「ダメです」って言われたら......。

ひと昔前は、お笑い芸人に対して「人前でパンツを脱げるところがすごい!」という言葉が投げ掛けられたそうだが、今ではお尻でも出そうものなら「何をやっているんだ! 真面目にやれ!」と怒られる。この現状に関してダンカンは、「おかしな現象が起きている」と語る。

ダンカン:その一方で、YouTubeだったら規制がないから加熱しているところもあるしね。今はちょうど過渡期で、これからまた何かが生まれるんじゃないかな。何も生まれないってことは、時間が流れる限りは絶対にないわけですから。

「コンプライアンスの枠を出ずに面白いものを生み出す人は必ずいる」と語ったダンカン。最後には、次世代のお笑い界を担う若手を育てていきたいという展望についても語った。

オンエアでは、ダンカンがセレクトした坂本 九の『見上げてごらん夜の星を』を流した。「現在、自分が出演している舞台『流れ星』のテーマ曲になっています」と紹介した。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月2日28時59分まで)
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『TRUME TIME AND TIDE』
放送日時:毎週土曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/timeandtide

音楽コンシェルジュ・ふくりゅうが激推しするニューカマー・Vid Thë Kid

2019年10月29日

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)のワンコーナー「持ち込みレコメン」。10月27日(日)のオンエアでは、音楽コンシェルジュのふくりゅうが、注目のアーティストを紹介した。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月3日28時59分まで)


■「ボーカルの声の美しさと、時代に合ったサウンドの構築」

今回ふくりゅうが紹介したのは、昨年末に結成されたばかりのユニット・Vid Thë Kid。女性のボーカリストのKylie、男性のトラックメイカーのKöki、DJのIBuKiから成る3人組だ。

ふくりゅう:簡単に言うと、m-flo的なスタイルって感じかもしれないですけど、ちょうどSpotifyのイベントに行ったときにばったり会って、運よく結成2回目のライブを観させていただきました。
クリス:だいぶ新しいですね。
ふくりゅう:そうですね。結成が去年の10月で、曲もまだ7曲ぐらいしか出していません。全国流通のCDはまだ出してないというような方たちですね。

ふくりゅうは「ボーカルの声の美しさと、時代に合ったサウンドの構築に胸を鷲掴みされている」と話す。さらに、ふくりゅうが主催するイベントにも参加してもらったそうなのだが、そのライブの構成がとても面白かったとのこと。

ふくりゅう:オリジナル曲を軸としながらも、EDMな歌モノの曲をDJで織り交ぜたり、フロアで大盛り上がりなQueenの『We Will Rock You』のカバーをすごいカッコいいサウンドでやってたり。もう注目のニューカマーですね。

オンエアでは、先日、配信リリースされた7thシングル『Focus』をお届けした(音源は2019年11月3日28時59分まで)。「トラックにオーケストレーションを取り入れていたり、EDM的なドロップの刻みかたも気持ち良さを表していて、センスを感じる」と、ふくりゅうはコメント。

歌詞の半分くらいは英語だ。アーティストならではの表現の葛藤など、暗いイメージの歌詞が多いという。パリピなイメージのあるダンスミュージックとのギャップも面白さのひとつだそうだ。

ふくりゅう:YouTubeが新人アーティスト向けに、ミュージックビデオ作成プログラムをやっていて、それに選ばれて、ニューカマーなんですけどミュージックビデオをプロフェッショナルの方に作ってもらって、公開していたりします。いろんなところで、これから注目されていくんじゃないかなと思います。



ふくりゅうは、12月19日(木)に渋谷のduo MUSIC EXCHANGEで、TM NETWORKのデビュー35周年を記念したイベント「Come On Let's FANKS!!」を、実行委員のひとりとして主催する。詳しくは公式Twitter(https://twitter.com/RespectNight)をチェック!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年11月3日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SAISON CARD TOKIO HOT 100』
放送日時:日曜 13時-16時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/

あっこゴリラも絶賛! 知る人ぞ知るバンド・GOTOU

2019年10月29日

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなどなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。

8月19日(月)は、名古屋のレコードショップ「https://soundcloud.com/otacosan/gotou」の店長・山田岳彦さんが紹介した。


■「RECORD SHOP FILE-UNDER」はどんなお店?

18年目を迎える「RECORD SHOP FILE-UNDER」。レーベル「Knew Noise Recordings」も運営している。ロンドンのバンドから日本のインディーズまで展開しているそうだ。店のある大須はレコードショップが多く、ハシゴして回る人も多いのだとか。

そんなお店の店長である山田さんが紹介したのは、札幌の女性3人組のバンド・GOTOU。

山田:これまではデモくらいしか存在しなくて、知る人ぞ知る存在だったんです。でも2018年、テンテンコと関西で対バンして。「公式の音源は出ないかな」と思ってTwitterを見ていたら、ちょうどファーストアルバムを出していて、当店でも置かせてもらうことになったんです。

紹介した曲は、アルバムに収録されている「ワキ毛」。

あっこゴリラ:私もワキ毛の曲出してるから、「ソッコー仲良くなれそうじゃん」って思いました(笑)。

・GOTOU「ワキ毛」
https://soundcloud.com/otacosan/gotou

曲を聴いたあっこゴリラは「最高ですね!」と一言。

あっこゴリラ:ベースの音飾からして最高。こんなに音数が少ないのに、リズムとの若干のズレもめちゃくちゃ気持ちいいし、個人的に大好きですね。山田さんのレーベル「Knew Noise Recordings」ですもんね。好きものが集まりますね。名古屋に行ったら、絶対に行きます!

GOTOUは10月13日のライブをもって「一旦活動休止となります」と発表されたが、ぜひファーストアルバム『S/T』を手にとってみてほしい。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

News Ranking

Archive