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Wham!の名曲『Last Christmas』はドラムが“普通”じゃない! 西寺郷太が理由を解説!

Wham!の名曲『Last Christmas』はドラムが“普通”じゃない! 西寺郷太が理由を解説!

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。12月24日(火)のオンエアでは、NONA REEVESの西寺郷太が登場。Wham!の名曲『Last Christmas』の魅力を語った。


■『Last Christmas』の聴きどころは?

開口一番、西寺は「クリスマスは、大好きなジョージ・マイケルの命日でもある」とひと言。2016年12月25日に53歳の若さで亡くなったジョージ・マイケルは、80年代を代表するポップデュオ・Wham!としてもソロとしても華々しいキャリアを築いた。クリスマスシーズンになると世界中のいろいろな場所で耳にするWham!の『Last Christmas』。今年はこの曲からインスパイアされ制作されたロマンチック・コメディ映画『ラスト・クリスマス』が12月6日に公開。また、先日『Last Christmas』の4Kリマスター版のミュージックビデオも公開された。



西寺の思う『Last Christmas』の聴きどころは、ドラムだ。

西寺:この曲のドラムはリズムマシンとシンセサイザーをジョージ自身が打ち込んでいるんです。そのドラムを聴くと、普通のドラマーやプログラマーなら絶対にしないような、不規則なフィルが入っている。それがクリスマスの街のざわめき感を出しているんです。
サッシャ:クリスマス感を出していると。
西寺:曲の1番でトントンとフィルがあるから、2番もあるかなと思ったらこなくて。僕は「次に来るのかな」「来ないな」と思いながら聴くと曲の最後まですぐ来ますよ(笑)。


■『Last Christmas』の誕生秘話

西寺は『Last Christmas』が生まれた背景についても解説した。

西寺:1981年、ジョージは18歳で、アンドリュー・リッジリーとWham!でデビュー。23歳になりたてくらいで解散しました。1年目の半分くらいは売れなくて、その後、1983年のアルバム『Fantastic』で大ヒット。その翌年、1984年のシングル『Wake Me Up Before You Go-Go』や『Careless Whisper』で大ヒットした冬に『Last Christmas』がリリースされました。だから、この曲は彼らが20歳くらいの若者のノリで作った曲なんです。

『Last Christmas』はジョージとアンドリューが一緒にジョージが住んでいた家に帰ったときに生まれた曲だという。

西寺:自分の部屋にシンセサイザーを持ち込んだジョージが、子どもの頃を思い出して「ちょっと曲を作るから待っていて」とアンドリューに話したみたいで。それで翌朝になりできていた曲が『Last Christmas』だったみたいなんです。その頃にはスターになっていた彼らもまだまだ子どもだったし、ジョージが両親の住む家に帰って童心に戻った瞬間に生まれたナチュラルなところがこの曲の良さなんじゃないかなと思います。あと、ジョージは楽器がうまいからデビューできた人ではないから、演奏が簡単な曲なんですよ。そういうシンプルさもよかったかもしれないですね。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では毎回、話題のミュージシャンをゲストに迎えている。放送は月曜~木曜の12時30分頃から。お楽しみに。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone

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