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【タイの音楽事情】政治的でシニカルに響く歌詞を歌う、オルタナロックバンド・Dogwhine

【タイの音楽事情】政治的でシニカルに響く歌詞を歌う、オルタナロックバンド・Dogwhine

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。

2月5日(水)は、タイ・バンコクで音楽レーベル「dessin the world」を運営するGinnが、タイの音楽事情を紹介した。


■タイの音楽シーン

昨年5月に登場して以来2度目の登場となるGinnさん。前回は「インディーズシーンではシティポップが人気」と話していた。今回もタイの音楽シーンについて伺った。

Ginn:現在もインディーズリスナー層にはシティポップが大人気なんですけども、最近アングラ現場を賑わしているのはオルタナ勢なんですね。
あっこゴリラ:いいですね〜! 
Ginn:今後もこの流れが続いていけば、1年ほどの間にタイのインディーズの勢力図は変わっていくと予想しています。
あっこゴリラ:これは日本も同じくなんですよね。
Ginn:そうなんですか? 
あっこゴリラ:全体的に見ても、じわじわとオルタナティブなものが勢力を増してる感じがします。
Ginn:いいですね。大好物です。


■サイケ、ブルース、ジャズの要素を垣間見れるオルタナロック

今回、Ginnさんが紹介したのは、オルタナ勢のなかでも良質なバンドを多く抱えるインディーレーベル「Tomato Love Records」に所属するバンド・Dogwhine。

Ginn:このバンドはサックスが入っていて、サイケだったりブルースだったりジャズの要素を垣間見られる、一筋縄ではいかないようなオルタナロックを奏でているバンドです。
あっこゴリラ:まさにオルタナティブですね! 

【オンエアはこちら】Dogwhine『Dog of god』をradikoで聴く



あっこゴリラ:最高! かっこいいー! もう大好物です。
Ginn:サックスのメンバーがライブでは自由に吹きまくってライブをするバンドで、唯一無二のステージングになっているんですよ。
あっこゴリラ:ライブ見たーい! 曲のタイトルもレーベル名もネーミングセンスがどつぼですね。
Ginn:歌ってる歌詞の内容が社会的・政治的だったりして、そこも他のバンドと異なる点になってたりします。
あっこゴリラ:もう最高じゃないですか。
Ginn:なかなかピリッとシニカルに響く歌詞を歌ってます。現在タイは選挙で選ばれた政権になっているんですけども、昨年までは長いことクーデターで樹立された政権だったんですね。そういった政権への遠回しの批判だったり、失業、民主主義について歌っていて、若手のバンドがこういう社会的な歌詞を選ぶことがなかなかないので、そこらへんも今オルタナティブ勢の中で注目されてる所以なのかなと思います。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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