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DYGL・下中、「アメリカらしい曲」を考察…ラストに謎インストがある?

DYGL・下中、「アメリカらしい曲」を考察…ラストに謎インストがある?

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語る。3月10日(火)のオンエアではDYGLの下中洋介が登場。「アメリカーナ」をテーマに曲を紹介した。


■「アメリカーナ」とは?

今回のテーマは「アメリカーナ」。下中によると、アメリカらしいと感じる音楽は、最後に謎のインストが入っているものが「ちょいちょい散見される」という。

下中:そのインストが僕はけっこう好きなんです。なのでそれを今回はテーマを絞って、アルバムの最後に入っているインストゥルメンタルだけを今日は3曲流します。

・Alex G『Waiting For You』

『Waiting For You』は2014年にリリースされたアルバム『DSU』のボーナストラックとして、最後に収録された楽曲。今年6月には、LIQUIDROOMで来日公演が開催される予定。下中はアメリカでAlex Gと会話を交わしたそうで、その際のエピソードを披露した。

下中:これも「たぶん家で録ったんじゃないかな?」という質感のピアノが入っています。Alex Gは本当に好きなアーティストです。アメリカに昔いたときにニューヨークのウィリアムズバーグでライブを観たんですけど、Frankie CosmosとGirlpoolといったインディーフォークみたいなのがはやったときにちょうど観に行けたんです。Alex Gのライブが個人的にはいちばんお気に入りで、本人に「どんな音楽が好きなのか?」というのを訊きに行ったんです(笑)。だけどその質問だとざっくりしすぎているので「Modest Mouseとか好きじゃないの?」と訊いたら、「好き」と言っていて「でも、Modest Mouseの初期だけだよ」って言ってました。なんか自分、いやらしい質問したなと思いますけど、本人から話を聞けて面白かったです。

・Michael Hurley『Penguins』

『Penguins』は1971年にリリースされた『Armchair Boogie』に収録されている。下中はMichael Hurleyが描く「絵」にも注目した。

下中: Michael Hurleyはフォークシンガーなんですけど、この人は絵も描けて、ジャケットがとにかくいい感じです。これが入ったアルバムのジャケットは、ちょっと古めの質感の絵に、かわいいオオカミがロッキングチェアーで揺られているんです。けっこうカラフルなんですけど、ゆるい感じの音も含めてちょっと寂しい感じもあって、ただゆるいだけじゃないみたいな。いろいろな人生のフィーリングが入っているんじゃないかなって思うんです。Michael Hurleyは歌もすごくいいので、興味がある方は聴いてみてください。

・Fleetwood Mac『Albatross』

『Albatross』は1969年にリリースされたアルバム『English Rose』に収録された楽曲だ。

下中:こういうオーガニックな質感のも入っているんだなと思って、すごく面白いなと思ってこの曲を聴いていたんです。Alex Gのやつは若干ジャジーな要素もあったりして、Michael Hurleyはフォークというか、人力を前面に押し出している感じ。これはもっとサザンロックよりな、スライドギターが入ったりカントリー調のが入ったりして、それぞれが意外とちょっと違う、アメリカらしい要素が入っていて、僕はこういうのが家で流れているのが好きですね。

J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分ごろから。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月17日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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