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世界を旅して「いちばん嫌だったトイレ」は、店員が近くで…大倉眞一郎が明かす

世界を旅して「いちばん嫌だったトイレ」は、店員が近くで…大倉眞一郎が明かす

J-WAVEで放送中の番組『BKBK(ブクブク)』(ナビゲーター:大倉眞一郎、原カントくん)。本や映画に詳しい大倉眞一郎と、複数のメディアに携わる編集者・プロデューサーの原カントくんが、大人が興味を惹かれるモノについて縦横無尽に語り合う。

3月17日(火)のオンエアでは、これまで多くの国を旅してきた大倉が体験した世界のトイレ事情を紹介した。


■アジアのトイレは画期的に進化している

大倉は「ヨーロッパのトイレとアジアのトイレだとどっちが好き?」と原に質問する。

:どちらかというとアジアのトイレのほうが好きですね。東京のトイレとかですけどね。
大倉:東京ではなくて、たとえばインド、ラオス、カンボジア、ベトナムとかそういうアジアのトイレはどう?
:僕はそういった国にそこまで行ったことがないのでわからないですけど、イメージ的にはヨーロッパのトイレのほうが清潔なイメージがありますね。
大倉:そういうイメージがあるけど、僕はトイレのことだけ考えると圧倒的にアジア派なんですよ。
:それはなぜですか?

昔は詰まって流れないようなトイレがアジアに多かったが、最近はインドをはじめカンボジアやラオス、ベトナムやその周辺の諸国も昔に比べてトイレ事情がすごく改善されたと大倉は話す。

:アジアのトイレは整備されていないイメージを勝手に持っていました。
大倉:最近はアジアの安宿でもトイレの横に付いているピストル型の手動洗浄機の性能があがってきたんです。昔の洗浄機はどれも水圧が高くて「ピュー!」と水が出ていたけど、ここ10年くらいで改善されて、洗浄機のボタンを軽く押せばゆるく水が出て、もっと押せば強く水が出るように調整ができるようになったんです。
:大倉さんにとっては画期的な発明ですね。
大倉:「こんな素晴らしいものができたんだ」「東南アジアはどこ行っても全然OKよ」と。このトイレの機能が安宿でも付いているのでビックリなんですよね。


■大倉「僕の中でいちばん嫌なトイレ話」

大倉はこれまでの旅で、非常に困ったトイレ事情を話し始めた。

大倉:20年くらい前にベトナム・ホーチミン市の安宿を求める人間が集中するファングーラオに行ったとき、安宿に泊まったら、そこのトイレには洗浄機が付いていました。安宿に泊まる連中は路上で不法占拠している脱法レストランに集まってきて、日本人は日本人で集まったりしながら夜中までお酒を飲んで大騒ぎするんです。私もビールに似た「ビアホイ」をがぶがぶ飲むもんだから、オシッコがしたくなって。

店の人に「トイレはどこ?」と訊いた大倉はある場所に連れて行かれたそうで……。

大倉:店のお姉さんが「ここよ」って指さした所に穴があったんです。
:穴ですか?
大倉:穴だけあったの。「店のお姉さんはここで、私はその2メートルくらい右側で用を足すんですか?」って。
:ドアはあるんですか?
大倉:何もない。ありゃーと思って、その状況だとなかなか出ないんです。だって、振り向けば他の人が見えるくらいの距離なんだよ。
:それは衝撃的ですよね。
大倉:これは僕の中でいちばん嫌なトイレ話のひとつですね。

大倉は世界のトイレ事情に興味がある人は斉藤政喜(著)、内澤旬子(イラスト)の『東方見便録―「もの出す人々」から見たアジア考現学』、『東京見便録』、(ともに文藝春秋)、『ニッポン見便録』(エイ出版社)の“見便録シリーズ3部作”をチェックしてほしいと語った。

J-WAVE『BKBK』は、本、旅、映画、音楽など、大人たちが興味を惹かれるものについて大倉眞一郎と原カントくんが語り合う。放送は火曜の26時30分から。

【番組情報】
番組名:『BKBK』
放送日時:毎週火曜 26時30分-27時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/bkbk/

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