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DEAN FUJIOKA「希望を感じた」 新型コロナと闘う、世界のアーティストたちの熱いアクション

DEAN FUJIOKA「希望を感じた」 新型コロナと闘う、世界のアーティストたちの熱いアクション

J-WAVEの番組『ROPPONGI PASSION PIT』(ナビゲーター:DEAN FUJIOKA/三原勇希)。DEAN FUJIOKAが各界で活躍する情熱を持ったゲストを迎えて、「好きなもの」や、その「情熱」をテーマに、三原勇希と共に熱いトークを繰り広げるプログラムだ。

4月18日(土)のオンエアでは、新型コロナウイルスの影響の中、世界のアーティストたちが世の中のために起こしているアクションに注目した。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年4月25日28時59分まで)


■世界のアーティストが『Imagine』のタスキを繋ぐ

はじめに紹介したのは、世界で自宅待機している人を元気づけようと、世界の著名な俳優やアーティストがリレー形式でジョン・レノンの名曲『Imagine』を歌い動画で配信するアクションだ。

発起人は、映画『ワンダーウーマン』でも知られる俳優のガル・ガドット。女優のナタリー・ポートマンやシンガーソングライターのノラ・ジョーンズなど、24人のメンバーが参加している。



DEAN:豪華なラインナップですね。それぞれが自宅などで自分の素の状態でカジュアルに『Imagine』を歌っている様子を繋げて、最終的にガル・ガドットに戻っているから、世界がひとつになるって意味も込められているのかな。
三原:みなさんが素の状態で、アカペラで歌っているのがいいんですよね。
DEAN:一人ひとりがスマートフォンとかで撮っていると思うんだけど、それぞれ空気が違うと音が全然違うんだなって。
三原:たしかに。それぞれの場所にいることが伝わってきますよね。


■あなたは誰のために家にいる?「#IStayHomeFor」

続いて紹介したのは、俳優のケビン・ベーコンが「新型コロナウイルスの拡大を抑制するために我々が唯一できることは家にいることだ」と主張した動画をSNSにアップしたアクション。

動画では「僕は妻のキーラ・セジウィックのために家にいます」と宣言。さらに、動画を観ている人に対して「この動画を観た人は『#IStayHomeFor』と6人の友だちをタグ付けして同じ動画をSNSに投稿しよう」と呼びかけている。



この呼びかけに、歌手のエルトン・ジョンや女優のエマ・ワトソン、Netflixの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の出演女優、ミリー・ボビー・ブラウンなどが反応。世界中に拡散されている。

DEAN:家にいる意味は、新型コロナウイルスを拡大させないためなんだけど、もう一歩踏み込むと、ケビン・ベーコンのように「自分の妻のため」とか、自分が大切なものためになるんだという思いを、このハッシュタグとともに届けているわけですね。
三原:DEANさんのSNSにこのハッシュタグがまわってきたら、誰のために、と投稿しますか?
DEAN:やっぱり家族かな。I Stay Home For My Family。自分はそう思うし、家族を持つ人はそうしてあげてほしいとすごく思うかな。こういう状況だと、不平等とか世の中の不具合とか、いろんなものが浮き彫りにならざるを得ない。普段、人それぞれのポジションがあると思うんだけど、「自分は何のためにそれをやっているのか」と考えさせられると思います。自分は、家族のためにやっていると思っています。何が大切かは人それぞれですが、人は生まれてきた以上、何かの文脈の縦の流れの中にいる。『#IStayHomeFor』のアクションは希望を広めていける素晴らしい活動だなと思いました。
三原:こういうときこそ、本当に自分にとって大切なものが何なのかを見つめ直す機会にもなりますよね。


■国籍を超えた夢のコラボ

外出自粛のイタリア人たちがバルコニーに出て歌い合う姿に感銘を受けたU2のボノが、will.i.am、ジェニファー・ハドソン、さらにX JAPANのYOSHIKIに呼びかけて『Sing For Life』という曲を制作し、大きな話題に。世界を元気にしたいというメッセージが込められたこの曲の動画は、YouTubeにアップされている。



DEAN:ピアノを弾く手が出てきた瞬間に「あっ、YOSHIKIさんの手だ」とわかりますよね(笑)。
三原:神聖な空気が漂ってますよね。

YOSHIKIはこのアクションを快諾して即座に譜面を書き上げ、その2時間後にはピアノのレコーディングを完了させたという。

DEAN:すごいな。
三原:こういうときはスピード感も大事ですよね。
DEAN:間違いない。


■日本でも広がるアクション「#SaveOurSpace」

日本でもアクションの輪が広がっている。yahyelの篠田ミル、ライブハウスオーナーのスガナミユウ、DJのLicaxxx 、Mars89らが発起人となった「#SaveOurSpace」が大きな話題となっている。

「#SaveOurSpace」は、新型コロナウイルスの終息まで中止している興業に対する施設の維持費や制作経費、人件費などの助成金を求めつつ、施設やイベントの感染症拡大防止に努める活動だ。

『ROPPONGI PASSION PIT』の第1回ゲストに登場したライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」代表・宇川直宏もこの取り組みに賛同している。

【関連記事】DEAN FUJIOKAが聞く。新しい形で人と人がつながる、「ポスト・パンデミック」のアートムーブメント

「#SaveOurSpace」の記者会見は、感染を避けるため「DOMMUNE」からライブ配信で行われた。

DEAN:「どうしたらいいかわからない」と試行錯誤をしながらも、みんなが危機に立ち向かっていく。そんなムーブメントを宇川さんはずっと「DOMMUNE」としてやってきて、それが今回、こういうかたちで「#SaveOurSpace」の活動を促進した。そのことに、宇川さんのレガシーの重みを感じます。これからこの「#SaveOurSpace」がどう発展していくのか。宇川さんの活躍も含め、今後も目が離せないムーブメントとなっていますよね。

DEANは世界のアーティストたちのアクションを知り「希望を感じた」と感想を述べ、「この放送で情熱と希望をリスナーのみなさんに感じてもらえたらうれしい」と自身の思いを語った。

『ROPPONGI PASSION PIT』は、さまざまな人の“情熱”が集まり、重なり合い、さらに熱を増して燃え上がる場所。その熱い思いを電波に乗せて発信している。放送は土曜の23時から。次回もお楽しみに!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年4月25日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『ROPPONGI PASSION PIT』
放送日時:毎週土曜 23時-23時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/passionpit/

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