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吉岡里帆も困惑した、DJ松永の“かっこつけ”なライフスタイル「バスタオルは使わないんですよ」

吉岡里帆も困惑した、DJ松永の“かっこつけ”なライフスタイル「バスタオルは使わないんですよ」

J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。5月17日(日)のオンエアでは、Creepy NutsのDJ松永がゲストに登場。子ども時代の音楽を振り返り、好きな家事について語った。


■最初はラッパーに憧れていた

Creepy Nutsは、ラッパーのR-指定とトラックメイカーのDJ松永によるヒップホップユニット。DJ松永は、イギリスのロンドンで開催されたDJの世界大会である「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIP FINALS 2019」のバトル部門で優勝経験を持ち、国内外で注目を集め、幅広く活動している。初対面の吉岡とDJ松永は、リモートで対談をおこなった。

吉岡:はじめましてですね。接点がない2人ですね(笑)。
DJ松永:そうなんですよ。吉岡さんと交わる世界線があるとは思っていなかったです(笑)。ニアミスすらしていないんですよね。
吉岡:そうですね(笑)。ですので今日は、DJ松永さんにいろいろ訊いていきたいなと思います。

吉岡はDJ松永に「音楽に携わるタイミングやきっかけは何でしたか?」という質問を投げかけた。

DJ松永:バシっとしたキッカケはないんですが、昔から音楽は好きでした。小学生のときから音楽が好きで、中学生でヒップホップを聴きはじめました。それぐらいの時期に深夜ラジオも聴くようになったんですね。とある1つの番組を好きになると、そのラジオのパーソナリティーも無条件に好きになるんですよ。ビジュアル、音楽、トーク全部が好きになる。そのパーソナリティーが、RHYMESTERというヒップホップ界のレジェンドと呼ばれている3人組でした。RHYMESTERを好きになって、高校生のときにはじめてバイトをしたお金でターンテーブルを買ってみたんです。特に決意もなく、DJをはじめたんですよね。
吉岡:気づいたらという感じでDJになったんですね。
DJ松永:最初はラッパーに憧れていたんですよ。だけど10代の自意識として、「人前に出てステージに立って、自分の考えた歌詞を自前のメロディーに乗っけてご陽気にラップをする」っていうのが恥ずかしいと思っていたんです。失礼な話ですよね(笑)。
吉岡:ラッパーはハードルが高いんじゃないかと思ったんですね(笑)。
DJ松永:それで、1つずらしてDJをやろうと。人が作った曲を流すってなると、ハードルが少し下がるなと思って、DJをはじめてしまったんですよね。


■“意識が高い”子ども時代

続けてDJ松永は、ユニークな子ども時代の家庭環境についてトークを展開した。

DJ松永:両親は美大出身だから、アート方面でマウントを取ってくるんですよ。俺の部屋の前に、親が学生時代に描いたデッサンを突然置いたりするんです。実家では、ずっとエンヤが流れていましたしね。最初はエンヤが何かわからなくて、部屋で必ず流れる環境音か何かだと思っていました。大人になってから「これってこういうスタイルの音楽なんだ」って知ることができましたね。
吉岡:(笑)。
DJ松永:あと夜のテレビは、NHKしか映しませんでしたね。
吉岡:すごい。徹底されていますね。
DJ松永:そう。新聞の切り抜きをめちゃくちゃ部屋に貼るとかね。意識の高さを俺にグッと押し付けてくるタイプ。
吉岡:意識の高さ(笑)。
DJ松永:そういう一環で、『ブルース・ブラザース』っていう映画を観ることになったんですけれど、「これはカッコいいな」って思ったんです。やっぱり俺もカッコつけたいっていうのを受け継いでいるので、小学3年生のときに「これでカッコつけれますね。はいはい、なるほど。両親ありがとうございます。この映画のサウンドトラックが欲しいですね」ってなりました(笑)。それで、はじめて買ってもらったCDが『ブルース・ブラザース』のサウンドトラックでした。そこから洋楽を聴いていって、友だちにオススメしていったんですね。中学2年生のときにヒップホップに出会って、「なるほど。日本語の曲なのにカッコつけられるので新しいですね。ぜひとも聴かせてください」って思うようになりました。
吉岡:「カッコつけられるかつけられないか」で判断しているの、めっちゃおもしろいですね(笑)。
DJ松永:そうなんですよね。本質的に音楽を聴いているわけじゃないからよくない(笑)。地元が新潟なんですが、新潟の田舎の中学生からすると、すごく魅力的な音楽だったんですね。


■バスタオルを使わずハンドタオルを利用する理由

この番組では、ゲストのライフスタイルに迫る。吉岡は、「一番好きな家事は何ですか?」と質問した。

DJ松永:家事は洗濯と部屋の掃除ですね。
吉岡:洗濯って楽しいですよね。私も同じです。
DJ松永:部屋のバスルームにタオルをセットする棚があるんですが、俺は部屋の色を白・緑・茶色に統一したいっていう気持ちがあるんですね。それで、バスルームを真っ白にしているんですよ。その上で、タオルは全部同じ銘柄で同じものを使って、ホテルのようにしているんですよ。
吉岡:うわー! 几帳面。
DJ松永:あと俺、バスタオルは使わないんですよ。ハンドタオルを使っているんです。
吉岡:えっ!?
DJ松永:なんでかっていうと、バスタオルって1個がでかいじゃないですか。バスタオルを収納している棚で1個なくなると、そこの景観が乱れているって感じちゃうんですよね。
吉岡:ひえー! ちょっと待って、頭の中の整理がつかない。私、バスタオルの色を揃えたり水まわりを綺麗にしたり、インテリアを統一するっていうのは理解できるんですよ。だけど、「1個バスタオルを使うと景観が悪くなる」って……(笑)。
DJ松永:けっこう大きなスペースが乱れるんですよ。1人抜けた穴が大きい、みたいな感じです。
吉岡:(笑)。それだったら、クローゼットも大変じゃないですか? 新しい服が何着か増えたら、気持ち悪くなりませんか。
DJ松永:ああ、クローゼットは意外と平気なんですよ。
吉岡:なんだろう、その差は。
DJ松永:それはね、俺の“カッコつけ”なところだと思うんですよ。
吉岡:それってカッコつけなんですかね!?
DJ松永:家に来たときに、綺麗だなと思ってほしい気持ちですね。あと、クローゼットは扉を1つ隔てていますからね。ですのでやっぱり、カッコつけなんですよね。それは両親の血を引き継いでいるんだと思います。
吉岡:おもしろいなあ(笑)。

『UR LIFESTYLE COLLEGE』では、心地よい音楽とともに、より良いライフスタイルを考える。オンエアは毎週日曜18時から。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年5月24日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時:毎週日曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/

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