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今すぐできる、ストレス解消&脳を活性化する方法。うしろ向きに歩くと…

画像素材:PIXTA 

今すぐできる、ストレス解消&脳を活性化する方法。うしろ向きに歩くと…

新型コロナウイルスの影響でテレワークや自宅待機が増えた昨今、家から出られないことでストレスを感じることも多いはず。その簡単な解消方法と、脳を刺激して記憶力や作業効率を高める方法を、順天堂大学医学部客員教授、東京医科歯科大学の奈良信雄名誉教授が解説した。

解説したのは、5月25日(月)にオンエアされたJ-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。


■簡単なストレス解消法はどれ?

まず、ストレスを解消する方法は次の中のどれか、クイズ形式で別所やリスナーに問いかけた。

Q:ストレス解消法として正しいのはどれでしょうか?

1.ガムを噛む
2.飴を舐める
3.ストローで飲み物を吸う

別所は悩みつつ「3は違うんじゃないかな。最後まですーっと吸って飲み物が終わるときって快感だけどね。直感だとガムじゃないかな。飴を舐める……飴ちゃんもおいしいけど、でもやっぱりガムでしょ」と、1を選択。

奈良:正解は「1.ガムを噛む」です。ストレスは体を動かしたり好きなことをしたりすれば解消されますが、もっと簡単な方法はガムを噛むこと。ガムを噛むと顎がよく動きます。噛む感触などの情報が脳に伝わることによって脳が刺激され、ストレスホルモンの分泌量が減ることがわかっています。

さらに、ガムを噛むことで記憶力がアップするという研究結果も発表されている。

奈良:被験者に64枚の写真を見せ、その後、何枚か写真を変えてもう一度見せたところ、ガムを噛んだ被験者は正解率が高くなったということです。このときの脳の活動を調べたところ、記憶を司る「海馬」の働きが活発になっていたことがわかりました。脳が働くようになると集中力アップも期待できます。ぜひ参考にしてみてください。


■うしろ向きに歩くと…脳の機能が高まる!

話は脳の刺激や記憶力を高める方法へと発展。奈良は意外な行為が脳の機能を高めることを教えてくれた。

奈良:うしろ向きに歩くと、短期記憶が向上するということもわかっています。短期記憶とは、今日の予定など、短期間に必要となる記憶のことです。イギリスのローハンプトン大学でおこなわれた研究では、ある映像を見せたあとに、前に歩く人・うしろ向きに歩く人・じっと立っている人に分けて行動してもらいます。その後、映像についての質問を出したところ、うしろ向きに歩いた人たちの正解率が高かったそうです。

もうひとつ、記憶を定着させるおすすめの勉強方法は、短期間のうちに復習することだ。

奈良:脳は1カ月ほどの周期で記憶を整理して定着させるので、1カ月以内に復習すると効果的です。さらに、ノートに手書きすると記憶力が高まるデータもあります。手を動かすという動作が脳に刺激を与えるからです。

これには別所も感心しきり。「うしろ向きで歩くと短期記憶にいい。でも、うしろ向きに歩くのは危険なので安全を確保してくださいね。1カ月で記憶が整理されるというのも驚きです」と語った。

今回の話に興味を持った方は、『もっと!! ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』(ポプラ社/監修:奈良 信雄)をチェックしよう。

『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」では、日々の生活をポジティブにする「健康」と「美」のトピックスを様々な視点で紹介している。放送は月曜~木曜の6時30分頃から。お楽しみに!

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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